ラビーンとブーチェビッチの活躍でブルズが勝利、サンダーは28点差から猛反撃も一歩及ばず

YOKO B

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1月24日(日本時間25日)、オクラホマ州オクラホマシティのペイコム・センターで行われたシカゴ・ブルズ対オクラホマシティ・サンダーの一戦は、サンダーの猛反撃に耐えたブルズが111-110で勝利した。

ブルズは第3クォーターに一時は28点差でリードしていたものの、第3Q終了間際にサンダーのマイク・マスカーラの3ポイントショットで11点差まで追い上げられる。その直後、ルーキーのアヨ・ドスンムがハーフコートからブザービーターを沈めてブルズが92-78とリードを14点としたが、第4Q終盤にサンダーの猛反撃が始まる。

試合残り53.6秒にはルーゲンツ・ドートの3Pでブルズのリードは3点にまで削られ、残り14.8秒にはジョシュ・ギディーのレイアップで1点差まで縮められる。

その後、残り9.9秒にザック・ラビーンが2本のフリースローを決めてブルズが再び3点差とすると、残り2.3秒でシェイ・ギルジャス・アレクサンダーが放った決まれば同点の3Pを防ぎ、残り1秒でジャボンテ・グリーンがフリースローをきっちり沈めて決着がついた。

ブルズは1試合平均26.3得点をあげているデマー・デローザンを休ませたほか、ロンゾ・ボールは左ひざの打撲で欠場、アレックス・カルーソはミルウォーキー・バックスのグレイソン・アレンに引っ張られた際に負った手首の骨折で欠場していた。

ブルズのビリー・ドノバン・ヘッドコーチは試合後、「ロンゾとアレックスという主要なボールハンドラーがいなくて、第4Qに相手チームがフルコートでディフェンスのプレッシャーを強めてくるような状況になったら、それに対応できるようにしなければならない」と語った。

左ひざの打撲で1月14日(同15日)から離脱していたラビーンは、復帰初戦で23得点、7リバウンド、7アシスト、1ブロック、2スティールの活躍を見せた。

自身の活躍についてラビーンは「良い気分だった」と話す。

「家で座って(試合を)見ているのにはもう飽きたんだ。もう十分に良くなっている状態だったから、ただ家でじっとしていてチームを助けられないのはとにかく最悪だよ」。

そのほか、ニコラ・ブーチェビッチが3P7本中4本を成功させて26得点、15リバウンドのダブルダブルに加えて4アシスト、3ブロック、1スティールとチームの勝利に大きく貢献した。また、ドスンムは前半に7本中7本のフィールドゴールを成功させて16得点をあげ、最終的には今季自己最多の24得点、5リバウンド、8アシスト、1ブロックを記録している。

一方、ここ12戦中11敗となったサンダーは、ギルジャス・アレクサンダーがFT14本中11本成功を含む31得点、10アシストでダブルダブルを達成したほか、3スティール、1ブロックを記録。ドートが16得点、7リバウンド、2アシスト、マスカーラが14得点、2リバウンド、1ブロック、ジェレマイア・ロビンソン・アールが12得点、3アシスト、3リバウンド、2スティール、1ブロックを記録した。

サンダーの猛反撃についてマーク・デイグノートHCは「選手たちのことを讃えたいと思う」と話している。

「ボールへのプレッシャーがどんどん強くなって、多くのエナジーをもらたした。あんなふうにプレッシャーをかけに行くことは我々にとってとても大事なことなんだ。それによって相手のオフェンスが乱れて(センターの位置で)彼らがサイズを生かせなくなったからね」。

ボックススコア

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静岡県出身。大学卒業後渡米し、オクラホマ大学大学院修士課程修了。2014年よりオクラホマシティ在住。移住前にNBAのオクラホマシティ・サンダーのファンとなり、ブログで情報発信を始める。現在はフリーランスライターとして主にNBA Japan/The Sporting Newsに寄稿。サンダーを中心に取材するかたわら、英語発音コーチも務める。