1月6日(日本時間7日)にアメリカン・エアラインズ・センターで行なわれたシカゴ・ブルズ対ダラス・マーベリックスの一戦は、ルカ・ドンチッチが38得点、11リバウンド、10アシストで今季リーグ最多となる11回目のトリプルダブルを達成し、マーベリックスが118-110で勝利した。
第3クォーター残り8分25秒に右足首の座礁でウェンデル・カーターJr.を失ったブルズだが、そこから10-2と追い上げ、同残り5分48秒で69-69と同点とする。
だが、マーベリックスはここからドンチッチが爆発。第3Q残り5分35秒に3ポイントショットを沈めると、第4Qを迎えるまでのチームの19得点のうち17得点をあげる活躍を見せた。
第3Qだけで21得点をマークしたドンチッチにけん引されて勝利したマーベリックス(23勝13敗)は、ドワイト・パウエルが16得点、7リバウンド、4試合ぶりに復帰したティム・ハーダウェイJr.が21分間のプレイで15得点を記録している。
ドンチッチが1クォーターに20得点以上を記録したのは今季2回目。リック・カーライル・ヘッドコーチは「今夜の彼のプレイで最も印象的だったのは、彼の物腰や気質、振る舞いだ」と、ドンチッチを称賛している。
「どのチームも運動能力のある選手でフィジカルに彼を叩こうとしてくる。だが、彼は本当に冷静だった」。
ドンチッチは「僕にとって大事なのは、僕らが勝たなければいけないということだけだ」と述べた。
「勝たなければいけなかった試合(シャーロット・ホーネッツとの前戦)を落として、勝利が必要だった。チームがとても助けてくれている。僕らは最初から最後までタフにプレイしただけだ。そうあるべきなんだよ」。
一方、敗れたブルズ(13勝24敗)はラウリ・マルカネンが26得点、9リバウンド、ザック・ラビーンが20得点、7アシスト、コービー・ホワイトが15得点、トーマス・サトランスキーが11得点、自己最多の14アシストを記録している。
ジム・ボイレンHCは「マルカネンを誇りに思う。彼は魂を込めてプレイした」と、前の試合で左足首をひねりながらも先発出場し、チーム最多得点をマークしたマルカネンに賛辞を寄せた。
「選手たちは本当にハードにプレイし、競ったと思う」。