ホーネッツがチャールズ・リーの新ヘッドコーチ就任を発表

坂東実藍 Miran Bando

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シャーロット・ホーネッツは5月9日(日本時間10日)、新ヘッドコーチにチャールズ・リーを招へいしたことを発表した。

NBAアシスタントコーチとして10年の経験を持ち、2023-2024シーズンのボストン・セルティックスでトップアシスタントコーチを務めているリーは、NBAプレイオフ2024終了後にホーネッツに合流する。

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バスケットボール運営部エグゼクティブバイスプレジデントのジェフ・ピーターソンは、「ホーネッツのヘッドコーチにチャールズ・リーを歓迎できてうれしく思います」と話した。

「彼の素晴らしい気質や、責任感の文化を植えつけながら選手たちと関係を構築できる能力は、長期的な成功のために競争力あるチームをつくるのに大きく役立つでしょう。チャールズは優勝経験があり、幅広いバスケットボールの知識とNBAでの経験を持ち、仕事熱心で素晴らしいコミュニケーターでもあります。球団に対するビジョンを共有しており、彼と協力してここカロライナで特別なものを築けることを楽しみにしています。ホーネッツのコミュニティがチャールズとご夫人、美しいご息女たちと出会い、彼のゲームへの情熱や勝利への意欲の強さを感じるのが待ちきれません」

リーはセルティックスで働く前にミルウォーキー・バックスで5シーズン(2018~23年)にわたってアシスタントコーチを務め、アソシエイトヘッドコーチとなり、2020-2021シーズンのNBA優勝に貢献した。それ以前の4シーズン(2014~18年)はアトランタ・ホークスでアシスタントコーチを務めている。

NBAでの10シーズン、リーがコーチを務めたチームはレギュラーシーズンで510勝291敗(勝率63.7%)という成績を残している。プレイオフ進出は9回、ディビジョン制覇7回、イースタン・カンファレンスの第1シード獲得が5回。ここ6シーズンのうち4シーズンでリーがコーチを務めたチームはレギュラーシーズンでNBA最高成績を収めてきた。

リーは「ホーネッツの指揮官となる機会は夢の実現です」と話している。

「このチームを率いるのに自分を信頼してくれているリック・シュナル、ゲイブ・プロトキン、ピーターソンに感謝したいと思います。ホーネッツは才能ある若い選手たちが中心で、我々の未来やここで築いていけることに興奮しています。カロライナほどバスケットボールに情熱を注ぐ場所は多くありません。シャーロットに行って仕事に取りかかるのが楽しみです」

リーがアシスタントコーチを務めているセルティックスは、2023-24シーズンのレギュラーシーズンで64勝18敗とNBA最高成績を残した。64勝はセルティックスの球団史上4位の数字だ。オフェンシブレーティングとネットレーティングはNBAトップ。ディフェンシブレーティングはリーグ3位だった。

リーが5年を過ごしたバックス時代は、2シーズンが新型コロナウイルスの影響でレギュラーシーズン短縮となったが、2018-2019シーズンに球団史上3位タイとなる60勝を達成するなど、勝率54.2%を記録している。

また、ホークスでは3シーズン連続でディフェンシブレーティングがリーグ6位以内だった守備の構築に貢献した。1年目の2014-2015シーズン、ホークスは球団記録の60勝を記録し、イースタン・カンファレンス・ファイナルまで勝ち進んだ。

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坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。