セルティックスのレジェンド、KC・ジョーンズが88歳で逝去

12月25日（日本時間26日）、ボストン・セルティックスのレジェンドで殿堂入りしているKC・ジョーンズ氏が亡くなったことが分かった。88歳だった。

ジョーンズはビル・ラッセルとともにサンフランシスコ大学で1955年と56年にNCAAトーナメント連覇を達成。56年のメルボルン五輪で金メダルも獲得した。

セルティックスでは1959年から66年にかけて8連覇を経験。優勝回数8回は、ラッセル、サム・ジョーンズに続き、球団3位の記録となる。

1967年に引退し、指導者に転身すると、1983年にセルティックスのヘッドコーチに就任し、1984年と86年にラリー・バード、ケビン・マクヘイル、ロバート・パリッシュらがけん引したチームを率いて優勝を飾った。

セルティックスは球団公式リリースで「KC・ジョーンズが行くところには、必ず勝利がついてきました」と称賛。「あらゆる意味で激しい競技者かつ紳士たることを示しました」と追悼した。

The Celtics family mourns the loss of twelve-time NBA champion, two-time NCAA champion, Gold medal-winning Olympian and Hall of Famer, K.C. Jones, as we celebrate his remarkable career and life.

Full statement: https://t.co/rPoO80yZFd pic.twitter.com/QxwcpjI0rj

— Boston Celtics (@celtics) December 25, 2020

「彼はチームメイトたちを向上させ、指導した選手たちの最高を引き出しました。名声を求めることは決してありませんでした。彼の栄光はバスケットボールの理想の最も基本となる、勝者のチームの一員であることに基づきます。セルティックスファミリーは、その見事なキャリアと人生をたたえつつ、お悔やみ申し上げます」。

『AP』によると、バードは声明で「KCは私が出会った中で最高の人でした。いつも人々を心地よくさせるために尽力していました。彼の下でプレイできたことは光栄です」と話した。

「一覧にするにはあまりに多くの功績がありますが、私にとって最大の偉業は、幸いにして彼と知り合うことができた全員にとって素晴らしい人だったということです。心から彼を恋しく思います」。

ジョーンズは1989年にネイスミス・バスケットボール・ホール・オブ・フェイム（殿堂）入りしている。

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