NBAは3月11日(日本時間12日)、ユタ・ジャズのルディ・ゴベアがCOVID-19(新型コロナウイルス)の検査で陽性と判明したのを受けてシーズンを停止した。
すべての人たちと同じように、ボストン・セルティックスのブラッド・スティーブンズ・ヘッドコーチは、その時から新たな現実と日々のルーティンに適応するための道を探っている。APが報じた。
「求められていることをすべてやるようにしている」というスティーブンズHCは、「本当にこれらのことに対応しているすべての人のことを思う」と話している。
妻とはPowerPointを使い、14歳と10歳の子どもたちに、パンデミックの展望を説明したという。セルティックスの選手やコーチングスタッフとはビデオ会議でコンタクトを取っている。
だが、スティーブンズHCは「バスケットボールの優先順位はずっと下だ」と、全員の安全を確かにすることを重視している。
6日(同7日)にジャズと対戦していたセルティックスでは、19日(同20日)にマーカス・スマートが陽性と判明した。スティーブンズHCはゴベア陽性の知らせが公になった時の日を「我々全員がずっと忘れないと思う」と話している。
セルティックスの選手たちとスタッフも検査を受けたが、結果は陰性。それから「新たな世界に入ったよう」と語るスティーブンズHCは、自宅にいるのが不便との声に「なんという冗談だ。コミュニティを助けようと自分の身をかえりみずに毎日懸命に働いている人たちがたくさんいるのに」と強い口調で語った。
選手たちは自宅で自主的に可能なワークアウトをしている。スティーブンズHCも、普段であればこの段階で終わっていないポストシーズンの映像分析をしている。再開に備えてのことだ。
だが、スティーブンズHCは「決めるべきことはたくさんあると思う」としつつ、いつからバスケットボールに専念できるかを予想することはできないと話した。
「それらのことは、予定が決まるまでは決められないと思う。そして今は、その予定を立てることがほぼ不可能だ」。