【リポート】JR・スミスがキャブズにトレードを要求か

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今季開幕から出場機会をあまり得られていないクリーブランド・キャバリアーズのJR・スミスが、球団にトレードを要求していると伝えられた。

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Cleveland.com』のクリス・フェドール記者によれば、スミスはキャブズのフロントに正式にトレードを要求したわけではないという。キャリア14年のスミスは、トロント・ラプターズとの今季開幕戦でインアクティブ(ベンチ外)だったばかりか、10月30日(日本時間31日)にホームで行なわれたアトランタ・ホークス戦でも出場機会を与えられなかった。

スミスは先日、ローテーションを外れること、出場時間が保障されないことをチームから伝えられたと、『ESPN』が報じている。

フェドール記者によれば、スミスは数日前にキャブズのコビー・アルトマンGMと話し合い、これまでとは異なる役割を与えられてもチームに留まりたいかを聞かれたという。

『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者は、メディアから「トレード成立を望んでいるのか?」と問われたスミスが「それを望んでいる」と答えたと伝えている。

NBAがこの発言を公の場でのトレード希望と判断した場合、労使協定で定められた規定に違反するとして、スミスに罰金処分が下される可能性がある。昨季はエリック・ブレッドソー(当時フェニックス・サンズ所属)がTwitterに「ここにはいたくない」と書き込み、リーグから1万ドル(約113万円)の罰金処分を受けた例がある。

11月1日(同2日)の練習後、スミスは「ポジティブな姿勢で取り組むのは難しい」と、リポーターに語っている。

「元チームメイトや、今のチームメイト、以前指導してくれたコーチに支えてもらえているけれど、この件に関してチームメイトに八つ当たりするわけにはいかない。練習場に来るのも、キャブズのジャージーやシャツを着るのもつらいけれど、この件に関してチームメイトに八つ当たりするわけにはいかないんだ。もちろん、ファンに対しても同様の反応を取るわけにはいかない」。

スミスは、出場機会が与えられないことが何よりもつらく、それがトレード希望に繋がっているとも話した。

「球団も理由をわかっている。彼らは自分を必要としていないのだからね。この状況を防ぐための行動を取れたかもしれないけれど、今はこういう状況になってしまった」。

スミスは、キャリアを通じて4チームでプレイしてきた。2015年にキャブズに移籍した後、2015年から4シーズン連続でNBAファイナル進出に貢献した。通算3ポイントショット成功率37.3%を誇るスミスは、通算3P成功数(1917)で歴代12位にランクインしている。

原文:Report: Cavs' Smith hoping for a trade by NBA.com(抄訳)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ