キャブズオーナーが2年前に成立したカイリー・アービングのトレードを振り返る

NBA Japan

キャブズオーナーが2年前に成立したカイリー・アービングのトレードを振り返る image

2017年の夏、クリーブランド・キャバリアーズは、カイリー・アービングをボストン・セルティックスにトレードし、ドラフト1巡目指名権、アイザイア・トーマス、アンテ・ジジッチ、ジェイ・クラウダーを獲得した。

📺 NBAプレイオフ2019全試合配信(Rakuten TV / NBA公式視聴サービス)

キャブズオーナーのダン・ギルバートは、当時のトレードで勝者になったと感じたという。2年前のトレードを、『The Cleveland Plain Dealer』がギルバートのコメントともに振り返っている。

2016-17シーズン終了後、アービングは球団にトレードを要求した。当時アービングの契約はあと2年残っていたため、ギルバートは、判断が遅れれば、トレードの価値が下がってしまうと考えた。

ギルバートは「溶け始めた雪だるまのようだった」と、当時を振り返る。

「トレードできるときに、彼(アービング)をトレードしないといけなかった。彼の契約が残り1年になって、あと1年で出て行かれると思ったら、どのチームがカイリーを欲しがる? (その状況では)多くを得られなくなってしまう」。

ギルバートによれば、当時、アービングの代理人から、将来的に同選手がひざの手術を受けるようになると伝えられていたという。

「代理人からは、彼がその内ひざを手術するようになると言われた。彼がシーズンの大半を欠場する可能性もあった。実際、代理人の話は本当だった」。

アービングは、ひざの手術により、2018年のプレイオフを全休。今季は比較的に健康な状態を維持したが、セルティックスは今季のイースタン・カンファレンス・セミファイナルで、ミルウォーキー・バックスに1勝4敗で敗れた。

ギルバートは、今夏フリーエージェントになるアービングについて「カイリーはボストンを出ていくと思う」と話した。

「我々は、何も得られずに終わっていたかもしれない。コビー(アルトマンGM)が下した判断を振り返ってみると、あのときのトレードで我々は疲れ果てた」。

原文:Cavs' Gilbert: 'We killed it' with Kyrie Irving trade by NBA.com(抄訳)


NBA Japan

NBA Japan Photo

NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ