タロン・ルーHCの不在が懸念を生じさせ始めている。
クリーブランド・キャバリアーズは3月17日(日本時間18日)のシカゴ・ブルズ戦を114-109で勝利したものの、ルーHCが今シーズン3度目となる体調不良による途中退場で、アソシエイト・ヘッドコーチのラリー・ドリューが代わりに指揮をとった。
ドリューは試合後に「具体に何なのかはわからない」と『ESPN』に語っている。
「ただ後半が始まる前に、彼の体調が優れないということを聞いたんだ。もしかしたら彼が戻ってくる可能性もあると思っていたが、体調が好転しなかったため彼抜きで戦うこととなった」。
ルーHCは12月21日(同22日)に勝利したブルズ戦と2月6日(同7日)に敗戦したマジック戦も欠場している。ルーHCの健康状態がチームに影響しているか問われたレブロン・ジェームズは「彼はこの船の船長だからね、当然だよ」と答えている。
「当然彼の健康状態が心配だ。バスケットボールの試合よりも彼の体調のほうがよっぽど大切だ。彼が健康を維持するために全力を尽くしていることは知っている。あらゆる措置をとっている。今年はいろいろ起きているからね、これもそのうちのひとつだ」。
「彼はしばらくこの体調不良が続いているから、我々も驚くということはない。しかし彼がベンチに戻ってこられないときは、まるでアラームが鳴っているかのような状態であることは間違いない。さっきも言った通り、彼の体調が一番大切だ。彼はこれについて話さないだろうから、僕ももうこれ以上は話したくない。彼はそういうタイプなんだ」。
キャブズは最近怪我に悩まされており、17日(同18日)の試合はケビン・ラブ(手)、トリスタン・トンプソン(足首)、ロドニー・フッド(背中)、カイル・コーバー(家族の緊急事態)がそれぞれ欠場した。
それでも、40歳のルーHCはプレイオフが来月に始まろうとするなかでの自身のチーム状態について楽観的な見通しを持ち続けている。