再びプレイする気持ちを取り戻したカーメロ・アンソニー「まだやれる」

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オールスター選出10回を誇るカーメロ・アンソニーは、数ヶ月も自問自答する日々を送った。そんな状態を乗り越え、彼は日常的に練習をこなす状態に戻り、自分の力を求めるチームを見つけようとしている。

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先週の金曜日、『ESPN』の『First Take』に出演したアンソニーは「まだやれる。それはわかっている」と語った。

35歳のアンソニーは、昨季はヒューストン・ロケッツでわずか10試合の出場に終わった。

当時の心境について、彼は「あの時点では、自分が求められていないと感じた」とコメント。そして、精神的に傷ついたとも語った。

2012-13シーズンには平均28.7得点を記録してリーグの得点王に輝き、オールNBAチームにも6度選出されているアンソニーは、ロケッツのダリル・モーリーGMから戦力外通告を受けたという。

「あのときは、『一体何を言っているんだ? 僕はこのチームの、9人から10人で構成されるローテーションにも入れないと言っているのか?』と彼に聞いた」。

この時点から、アンソニーは自問する日々を繰り返すようになった。

「彼との会話でプライドが傷ついた。それからは自問を続ける日々だ。『自分はまだやれるのか?』、『自分が何をしたというんだ?』という感じにね。彼にも同じことを聞いたけど、『ただ機能しなかった』とだけ言われたよ」。

「力を持った人間から必要ないと言われて、クビにされたように感じた。世間の人たちと同じように、クビにされたと感じた」。

だがアンソニーは、時間の経過とともに、バスケットボールへの情熱を取り戻した。

「今は毎日練習している」と、アンソニーは言う。

「これまで黙っていたのは、諦めたわけではないんだ。自分自身と、自分のキャリアを見つめ直した。人生を見つめ直した」。

NBAキャリア16年で平均24.0得点、6.5リバウンドを記録しているアンソニーは、ロケッツでの10試合で平均13.4得点、5.4リバウンドをマーク。今年の1月にシカゴ・ブルズにトレードされるも、直後に解雇されて、現在もフリーエージェントの状態が続いている。

それから現在まで複数のチームが関心を持っていると伝えられたアンソニーは、デンバー・ナゲッツ、ニューヨーク・ニックスでスター選手として活躍した。しかし、現在の状態は、昨年11月からプレイしていないベテランFA選手の一人だ。

アンソニーは「まだやれる」と話した。

「まだプレイできる。それは、仲間たちも知っていること」。

原文:Carmelo Anthony says he's rejuvenated after dark time: 'I know I can still play' by Bob Hille/Sporting News(抄訳)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ