トレイルブレイザーズで機能し始めたカーメロ・アンソニー

Dan Bernstein

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ヒューストン・ロケッツの一員として昨季10試合に出場したのを最後に、カーメロ・アンソニーが今後NBAでプレイしなかったとしても、驚きはしなかっただろう。2019-20シーズン開幕時期も無所属だったアンソニーは、最後にプレイしてから1年以上の月日が経過した後、11月にポートランド・トレイルブレイザーズと契約した。

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ブレイザーズと契約した当初は、35歳のアンソニーに対する期待値は低かった。ブレイザーズも、ニューヨーク・ニックスに所属した2016-17シーズンのような活躍ではなく、小規模のスパークを期待していた。

だがアンソニーは、周囲の期待を上回る活躍を見せている。11月29日(日本時間30日)にモダ・センターで行なわれたシカゴ・ブルズ戦でも23得点を記録し、107-103での勝利に貢献。フィールドゴール16本中8本を成功させ、11リバウンド、4アシストを決めた。

同試合でのアンソニーのハイライトは、第4クォーター序盤に見られたタッチパスによるアシストだった。このプレイ後、ブレイザーズのベンチにいたほぼ全員が笑顔になった。

アンソニーを加えたブレイザーズは、3連勝を記録している。チームが勝利した試合でアンソニーが記録した出場中のチームの得失点差を表すプラスマイナスの合計は、+50を超えた。

チーム重視のプレイに欠け、非効率なプレイをするという評価により、NBAでプレイする機会を失いかけていたアンソニーとの契約は、低迷するブレイザーズが追い詰められた末に下した決断と見られていた。しかし、加入後のFG成功率は46.2%と高く、スコアラーを必要とするブレイザーズに上手くフィットし始めている。

テリー・ストッツ・ヘッドコーチのチームで6試合に出場したアンソニーは、直近2シーズンを上回る結果を残す準備を整えているように思える。

原文:Carmelo Anthony has turned Trail Blazers run into much more than a pity stop by Dan Bernstein/Sporting News(抄訳)

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