ピストンズ全体1位指名のケイド・カニングハム「『バッドボーイズ』のメンタリティーを」

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7月29日(日本時間30日)にNBAドラフト2021が行なわれ、デトロイト・ピストンズが全体1位でオクラホマステイト大学のケイド・カニングハムを指名した。

以下、カニングハムの会見抜粋。

――ピストンズに何をもたらすことができるか。

今はこの帽子をかぶって、とにかく興奮している。まだ、とても現実じゃないみたいだ。でも、全体1位指名の責任がいかに大きいかは分かっている。でもそれ以上に、そういう任務をこなし、デトロイトの街で活躍できるように努められるのがうれしい。

ここにいられて、とにかくうれしい。この機会に感謝している。始める準備はできている。

――もちろん、今夜は自分がトップ指名だと知ってここに来たわけだが、コミッショナーが全体1位で自分の名前を呼ぶのを耳にしてどうだった?

そうだね。クレイジーなことだ。指名されたという事実だけを、しばらく理解しようとしていた。でも、あなたが言ったように、名前を聞いたら、用意していたプランが全部なくなった感じだね。そして、すべての感情が再び訪れるんだ。

僕には現実じゃないみたいだ。家族みんながいてくれてうれしかった。みんなとああやって経験できて、幸せだ。

――昨年は特にドラフトでピストンズは若い軸を作ってきた。そこに自分は何をもたらせると思うか。何を期待している?

去年のピストンズは素晴らしいドラフトをしたと思う。オールルーキーの選手を2人獲得したのはすごいことだ。すでに素晴らしい若手の中心たちがいる。ケガから戻るキリアン・ヘイズは、来季素晴らしいシーズンを送るはずだ。

そんな若い中心に自分が加わり、彼らと一緒に成長できるのはうれしい。それが何よりだ。しっかりとチームに加わり、試合に臨むときのメンタリティーに貢献したい。彼らは守備、ハードプレイを望む。自分が加わってもたらしたいと思うのもそれだ。チームのメンタリティーから一歩も引きたくない。ピストンズはずっと根性のある、全力で取り組んできたチームなんだ。

”バッドボーイズ”(※1989~1990年にリーグ2連覇を果たしたときのチームの愛称)のチームを振り返ると、彼らを偉大にしたのはそういう点だった。そのメンタリティーをチームにもたらしたい。彼らにはすでにそういうメンタリティーの若手たちがいると知っている。自分が加わることで、僕たちが次のステップに進めると感じているよ。

――1、2年後、あるいは10年後、どこかで、この日はラッセル・ウェストブルックがロサンゼルス・レイカーズにトレードされた夜として記憶されるだろうか。それとも、ケイド・カニングハムがピストンズに指名された夜と記憶されるだろうか?

ケイド・カニングハムの夜に、僕がピストンズに指名された夜になると思う。人々が振り返ったときに、ピストンズが復活し、街が再び偉大さを取り戻す始まりになるのだから。それがデトロイトに向かう僕の目標だ。ピストンズにはすでに優勝経験がある。偉大なことを目撃してきたチームだ。それを街に取り戻したいと願っている。​


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ