ルオル・デンが古巣のブルズと契約し、引退

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ルオル・デンが古巣のブルズと契約し、引退 image

シカゴ・ブルズは10月17日(日本時間18日)、ルオル・デンと契約したことを発表した。署名後、デンはNBAから引退する意向を明かした。

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マイケル・ラインズドルフ球団社長兼COOは「ルオルがシカゴ・ブルズの一員として引退することを選んでくれて、我々は非常に恐れ多く、また幸運だと思っている」と述べた。

「シカゴでの9年強、彼はコート内外で模範だった。我々が勝つ助けとなるべく、全力を尽くしてくれた。コートでチームのためにしてきてくれたことだけではなく、その人道面での努力を通じて彼が示してきたリーダーシップにも感謝したい」。

南スーダン出身のデンは、2004年のNBAドラフトでブルズに全体7位で指名された。ブルズ、クリーブランド・キャバリアーズ、マイアミ・ヒート、ロサンゼルス・レイカーズ、ミネソタ・ティンバーウルブズでプレイし、15シーズンで通算902試合に出場。1試合平均34.3分間のプレイで14.8得点、6.1リバウンド、2.3アシストを記録した。ブルズで6シーズン、ヒートで1シーズンと、計7回ポストシーズンを戦い、62試合に出場し、1試合平均15.9得点、6.7リバウンド、2.0アシストを記録した。オールスター選出2回。

バスケットボール運営部エグゼクティブバイスプレジデントのジョン・パクソンは「デンを指名した瞬間から、ブルズはより良いチームになった」と話している。

「ルオルは一線級のプロ意識とリーダーシップで、ブルズの8回にわたるプレイオフ進出に貢献してくれた。オールスターにふさわしい彼のキャリア、つねに攻守両面で示した激しい競争心を、我々はずっと忘れない」。

NBA入りしてから12シーズンにわたって平均二桁得点をマークしたデンは、2011-12シーズン(39.4分)、2012-13シーズン(38.7分)と、2年連続でリーグ最多の1試合平均プレイ時間を記録。その2シーズンはいずれもオールスターに選ばれた。2011-12シーズンにはオールディフェンシブのセカンドチーム、2004-05シーズンにオールルーキーのファーストチームにも選ばれている。2006-07シーズンにはスポーツマンシップ賞も受賞した。

それだけではない。デンは2013-14シーズンにJ・ウォルター・ケネディ市民賞も受賞している。プロバスケットボールライター協会から、地域コミュニティーに貢献した選手、コーチ、トレーナーに贈られる名誉ある賞だ。

ブルズでは10シーズンにわたってプレイし、これは球団歴代4位タイ。また出場試合(637)は6位、プレイ時間(2万2882分)は5位、得点(1万286点)は4位、フィールドゴール成功数(3987本)は5位、FG試投数(8675本)は5位、フリースロー成功数(1925本)は8位、FT試投数(2490本)は8位、オフェンシブリバウンド(1109)は9位、ディフェンシブリバウンド(2969)は6位、リバウンド数(4078)は9位、スティール(639)は5位、ブロック(360)は10位だった。

2011-12シーズン(15.3得点)と2012-13シーズン(16.5得点)の1試合平均得点は、チーム最多の数字を記録している。

ブルズはシーズン中にデンを表彰する予定。

原文:BULLS SIGN LUOL DENG by Bulls.com(抄訳)​

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