11月14日(日本時間15日)、シカゴ・ブルズはモーリス・チークス、ジョシュ・ロングスタッフ、ジョン・ブライアント、デイミアン・コッター、ビリー・シュミットのアシスタントコーチ就任を発表した。また、ヘンリー・ドマーカント、ロニー・バレル、タイ・アボット、マックス・ロスチャイルドの選手育成コーディネーター就任も合わせて発表された。
バスケットボール殿堂入りを果たしているチークスは、オクラホマシティ・サンダーのACを合計9シーズン(2009-13、2015-20シーズン)務めた。15-20シーズンの間は、ビリー・ドノバン・ヘッドコーチの下でACを任された。選手と指導者として40年以上のキャリアを持つチークスは、その経験をブルズにもたらす。デトロイト・ピストンズ、フィラデルフィア・76ers、ポートランド・トレイルブレイザーズのHCも歴任し、同ポジションで通算305勝315敗(勝率49.2%)という戦績を残している。
1978年のドラフト全体36位で76ersから指名されたチークスは、同球団、サンアントニオ・スパーズ、ニューヨーク・ニックス、アトランタ・ホークス、ニュージャージー・ネッツ(現ブルックリン)で15年プレイし、当時としては歴代1位(現在は同5位)の通算スティール数(2310)を残して引退した。現役時代にはNBAオールディフェンシブチームに5回(ファーストチーム選出は1983、1984、1985、1986年、セカンドチーム選出は1987年)選出された。オールスターゲームにも4回(1983、1986、1987、1988年)出場し、1983年の76ers優勝にも貢献した。チークスが着用した背番号10は、76ersの永久欠番になっている。2018年に殿堂入りを果たしたチークスは、現役時代に1101試合に出場し、平均11.1得点、6.7アシスト、2.10スティール、フィールドゴール成功率52.3%、フリースロー成功率79.3%を記録した。
ロングスタッフは、直近2年マイク・ブーデンホルザーの下でミルウォーキー・バックスのACを務めてブルズのスタッフに加わった。NBAでは指導者として11シーズンの経験を積んでいる。
ブライアントは、76ersのACを直近2シーズン務め、ブルズに加わった。2016年に76ersの選手育成コーチに就任したブライアントは、以前ナイジェリア代表のACも務め、2015年のアフリカ選手権優勝、2016年のリオ・オリンピック出場に貢献した。現在はアンゴラ代表のACも兼任している。
コッターは、NBA Gリーグのロングアイランド・ネッツ(2017-18)、キャピタルシティ・ゴーゴー(2018-19)のリードACを務めたのちにウィンディシティー・ブルズ(2019-20)のHCに就任した。オーストラリア代表のコーチとして5度の世界選手権、2016年のオリンピックを経験している。
シュミットは、サンダーで選手管理部門のディレクターを直近5シーズン務めてブルズのスタッフに加わった。それ以前はアメリカの大学で指導者としてのキャリアを送り、ドノバンHCがフロリダ大学で指揮を執っていた2014-15シーズンはアシスタントを務めた。
原文:BULLS ADD TO 2020-21 COACHING STAFF by Bulls.com(抄訳)