ジョルディ・フェルナンデスがネッツの新HCに就任

坂東実藍 Miran Bando

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ブルックリン・ネッツは4月22日(日本時間23日)、ジョルディ・フェルナンデスを球団史上24人目のヘッドコーチに任命したことを発表した。契約内容の詳細は公表されていない。

ゼネラルマネージャーのジョーン・マークスは、「ジョルディ・フェルナンデスをブルックリンの新ヘッドコーチとして発表できることをうれしく思います」と話した。

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「6週間にわたって幅広く人選を進める中で、チームの前進をけん引する最高の指揮官はジョルディということが次第に明らかになりました。ジョルディは世界各地での指導キャリアで得たバスケットボールの知識と多様な経験をもたらしてくれます。彼は各ステップにおいて、それぞれのチームのロスターを最適化するための強力なプロセスと創造的システムを実行する能力を一貫して示してきました。あらゆるレベルの選手たちから尊敬され、真の関係を築く能力を証明してきました。その専門知識に選手たちは大きな恩恵を受けると確信しています。ジョルディ、ケルシー、彼らの子どもたちがネッツファミリーに加わり、ブルックリンをホームとすることを楽しみにしています」

フェルナンデスはここ2シーズン(2022~24年)、サクラメント・キングスでアソシエイトヘッドコーチを務めた。昨季はキングスのパシフィック・ディビジョン制覇とウェスタン・カンファレンス第3シード獲得、2005-2006シーズン以来のポストシーズン進出に貢献している。

スペイン出身のフェルナンデスは、2023年6月からカナダ代表のヘッドコーチも務めている。FIBAバスケットボールワールドカップ2023では銅メダルを獲得。カナダを大会初のメダルに導いた。6勝2敗だったカナダは、3位決定戦でアメリカ代表に勝利している。

キングスの前には6シーズン(2016~22年)にわたり、デンバー・ナゲッツのアシスタントコーチを務めた。ナゲッツは4シーズン連続(2019~22年)でプレイオフに進出。2020年にウェスタン・カンファレンス・ファイナルに勝ち進んだ。

2014年からの2シーズンはNBA Gリーグのカントン・チャージでヘッドコーチ、それ以前の4シーズン(2009~13年)はクリーブランド・キャバリアーズで選手育成コーチ、2013-2014シーズンはカントン・チャージのリードアシスタントコーチを務めた。カントン・チャージではレギュラーシーズンで62勝38敗を記録。2年連続でGリーグのイースタン・カンファレンス・ファイナル進出を果たした。

フェルナンデスは「ヘッドコーチとしてネッツを率いることができ、本当にありがたく思います。このエキサイティングでありがたい機会を与えていただき、ジョー、クララ、ショーンには感謝してもしきれません」と述べている。

「これほど素晴らしい球団に加わり、ブルックリンの活気あるコミュニティの一員になれることを、家族と私はうれしく思っています。この才能ある選手たちと仕事し、集団としてチームを前進させたいと思います。今後誇ってもらえるような、ネッツのファンにとって特別な何かを築いていくことに全力を尽くしていきます」

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坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。