【リポート】レイカーズがブロニー・ジェームズ指名に関心 なぜレブロン息子をドラフトで選ぶかもしれないのか?

David Suggs

坂東実藍 Miran Bando

【リポート】レイカーズがブロニー・ジェームズ指名に関心 なぜレブロン息子をドラフトで選ぶかもしれないのか? image

ロサンゼルス・レイカーズがNBAドラフト2024でブロニー・ジェームズを指名することに関心を寄せていると報じられた。なぜレブロン・ジェームズの息子を選ぶかもしれないのか。

近年有数の議論を呼ぶドラフトで目立つ存在なのが、南カリフォルニア大学(USC)のブロニー・ジェームズだ。

[AD] 楽天モバイル『最強プラン』なら追加料金なしでNBA全試合見放題!

NBAドラフトでロッタリーピックとなることを目指し、大学での1年目シーズンに臨んだジェームズ。だが、心臓の問題で離脱を余儀なくされ、チーム全体のシーズンも平均を下回る出来だったことも重なり、ドラフト市場での株は下がっている。

しかし、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者によれば、ブロニーに対する関心はまだ高い。

シャラニア記者は5月10日(日本時間11日)、『ESPN』の『The Pat McAfee Show』で、レイカーズはドラフト2巡目指名権をブロニーに使うことを検討中だと報じた。

同記者は「(レイカーズは)ドラフト指名候補としてブロニーを加えることに関心を寄せている」と話した。

そういった見方は何か月も前からある。父レブロン・ジェームズを残りのキャリアでチームにとどめたいからと、レイカーズがブロニーを指名すると考える人は多い。

また、シャラニア記者は、レブロンが現時点で引退を考えていない様子と報じた。むしろ、少なくともあと2シーズンは続けると見られている。その場合、ブロニー獲得に動くことは、レブロンを当面引きとめることにつながるだろう。

ブロニー・ジェームズのドラフト展望

『スポーティングニュース』のカイル・アービング記者は、5月12日(同13日)のドラフトロッタリーを前に、ブロニー・ジェームズを60人の指名予想に含めなかった。ESPNや『The Ringer』、『Bleacher Report』なども、モックドラフト(予想)でブロニーを外している。

だが、だからといって彼が指名されないとは限らない。父親を手にするために息子を使うとの考えが潜んでいるのだ。だがその選択は、ブロニーと、おそらくはもっと指名にふさわしい選手の双方を貶めるものだと見なされるかもしれない。

ESPNのJonathan Givony記者は、ブロニーをNBAドラフト2025の全体39位指名候補にあげた。ブロニーは2024年のドラフトにアーリーエントリーしつつ、トランスファーポータル入り(転校意思)を表明している。そのため、いずれもしても2024-2025シーズンは違うチームに在籍する可能性が高い。

現時点でブロニーは60人のドラフト指名候補の予想外となっている。しかし、ドラフトコンバインで良いところを見せれば、それが追い風となるかもしれない。

ブロニーは粘り強いディフェンダーであることや、平均以上のサイズとプレイメークのスキルを持つ信頼できるシューターであることを示してきた。キャッチからのショットを改善させれば、NBAスカウトたちに注目されるはずだ。ただ、それによって、ドラフト当日に彼の名前が呼ばれるようになるかはまったく別問題だろう。

レブロン・ジェームズは引退するのか?

シャラニア記者は、レブロンが少なくともあと数シーズンを戦うつもりだと報じた。

2024-25シーズンなのか、2025-2026シーズンなのか、どこかで息子と一緒にプレイすることにレブロンが関心を抱いているのはよく知られていることだ。「キング」は数か月後、コートに戻ってくると見られている。

原文:Bronny James draft projection: Why USC guard could join dad LeBron on Lakers(抄訳)
翻訳:坂東実藍

本サイトに掲載されているリンクから商品の購入やサービスの契約をされた場合、本サイトが収益を得ることがあります。

David Suggs

David Suggs Photo

David Suggs is a content producer at The Sporting News. A long-suffering Everton, Wizards and Commanders fan, he has learned to get used to losing over the years. In his free time, he enjoys skateboarding (poorly), listening to the likes of Stevie Wonder, Marvin Gaye and D’Angelo, and penning short journal entries.

坂東実藍 Miran Bando

坂東実藍 Miran Bando Photo

フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。