直近のワシントン・ウィザーズは粘りを見せている。2月3日(日本時間4日)のマイアミ・ヒート戦では103-100で接戦を制した。それは、32得点をあげたブラッドリー・ビールのおかげでもあった。
ウィザーズにとって直近3試合で2勝目となる白星は、ビールの存在によって歴史的な勝利にもなった。この日の32得点で、ビールは開幕から17試合連続25得点超を達成したのだ。1976-77シーズン以来の記録となる。
マイケル・ジョーダンが1988-89シーズンに記録した数字を上回ったビールは、さらに6試合連続で25得点超を達成すれば、ロサンゼルス・レイカーズのレジェンドであるエルジン・ベイラーを抜いて歴代4位に浮上する。
32 PTS for @RealDealBeal23 in the @WashWizards win. 🔥
— NBA (@NBA) February 4, 2021
His 17 straight games of 25+ points are the most to open the season since 1976-77, eclipsing MJ's streak of 16 in 1988-89! pic.twitter.com/zczyNsmcRM
👀 the best bucket from each of @RealDealBeal23's 17 STRAIGHT GAMES with 25+ PTS, the most to start a season since 1976-77! pic.twitter.com/FyzYYYZmeq
— NBA (@NBA) February 4, 2021
ただ、歴代最長までの道のりは長い。ウィルト・チェンバレンが1961-62シーズンに樹立した最長記録は、連続80試合だ。そのシーズンにチェンバレンは平均50.4得点、25.7リバウンドを記録している。伝説の100得点ゲームもあった。
『Elias Sports』による開幕からの25得点超連続試合記録は以下のとおり。
開幕からの25得点超達成連続試合記録 | ||
選手(チーム) | シーズン | 連続試合数 |
ウィルト・チェンバレン(ウォリアーズ) | 1961-62 | 80 |
ウィルト・チェンバレン(ウォリアーズ) | 1962-63 | 26 |
リック・バリー(ウォリアーズ) | 1966-67 | 25 |
エルジン・ベイラー(レイカーズ) | 1961-62 | 22 |
ブラッドリー・ビール (ウィザーズ) | 2020-21 | 17 |
なお、ビールはヒート戦でウィザーズでの通算1万2000得点という記録も達成した。エルビン・ヘイズ(1万5551得点)に続き、球団2人目の記録だ。また、40試合連続20得点超という記録も達成しており、NBAの歴史で21人目となる。
原文:Bradley Beal joins elite company with 17th straight game of 25+ points by NBA.com