9月11日(日本時間12日)にフロリダ州オーランドのアドベントヘルス・アリーナでNBAプレイオフ イースタン・カンファレンス・セミファイナルのボストン・セルティックス対トロント・ラプターズ第7戦が行なわれ、セルティックスが92-87で勝利し、カンファレンス・ファイナル進出を果たした。
第3クォーターを終え、試合は72-71とセルティックスが1点をリード。NBAの歴史で、第7戦の第4Qを1点差以内で迎えたのは21試合目のことだった。
連続7得点で第4Qをスタートしたセルティックスは、89-87の2点リードで残り1分を迎えると、マーカス・スマートがノーマン・パウエルのショットをブロック。さらに次のポゼッションで、ラプターズのカイル・ラウリーがファウルアウトとなる。
グラント・ウィリアムズが2本のフリースローを失敗したセルティックスだが、リバウンドを拾う際にファウルを受けたジェイソン・テイタムが、FTを1本決めて3点差とする。
残り12秒のフレッド・バンブリートの3ポイントショットが失敗に終わると、セルティックスは残り7.9秒にケンバ・ウォーカーがFTを2本とも成功させて勝負を決めた。
セルティックスはテイタムが29得点、12リバウンド、7アシスト、ジェイレン・ブラウンが21得点、8リバウンド、4スティール、スマートが16得点、ウォーカーが14得点を記録している。
テイタムは「何か大きなことを成し遂げたければ、勝利を望むのであれば、簡単にはいかない」と述べた。
「僕たちはそのためにここにいる」。
また、ブラウンは「意思や気迫、挽回する力だ」と話している。
「スタッツシートで見ることができない、そういうたくさんのことが大切なんだよ」。
一方、連覇を逃すこととなったラプターズは、バンブリートが20得点、パスカル・シアカムが13得点、11リバウンド、ラウリーが16得点、サージ・イバカが14得点を記録した。
ニック・ナース・ヘッドコーチは「彼らがすべてを出し尽くした」と、セルティックスを称賛している。
「スペシャルなチームだ」。
ラウリーは「タフなゲームで負けた」と述べた。
「でも、彼らが勝った。脱帽だ。彼らには優勝するチャンスがある」。
なお、イーストの第1シードと第2シードがいずれもカンファレンス・ファイナルに進めなかったのは、プレイオフが16チーム制になった1984年以来初めてとなる。
第3シードのセルティックスは、15日(同16日)から始まるカンファレンス・ファイナルで、第5シードのマイアミ・ヒートと対戦する。