【リポート】デイミアン・リラードがブレイザーズにトレードを要求

YOKO B

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複数の報道によると、ポートランド・トレイルブレイザーズのスーパースター、デイミアン・リラードがチームにトレードを要求したという。

リラード獲得先候補の上位にはマイアミ・ヒートとブルックリン・ネッツが挙がっていると複数は報じているが、『ESPN』は、ロサンゼルス・クリッパーズ、フィラデルフィア・76ers、サンアントニオ・スパーズも候補に挙がる可能性があると報じている。

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『The Athletic』のデイビッド・オルドリッジ記者は、リラードはヒート一本に絞っているとリポートしている。

『ESPN』のラモーナ・シェルバーン記者によれば、リラードがトレード要求の決断をしたのは6月30日(日本時間7月1日)の夜だという。

リラードはここ数週間、ブレイザーズと何度も話し合い、優勝争いができるようにロスターをアップグレードするよう求めていた。しかし、こうした努力が明らかにリラードの意に沿わなず、移籍を求めるに至ったようだ。

6月のNBAドラフト2023の直後、ブレイザーズのゼネラルマネジャーであるジョー・クローニンは、チームはリラードの残留を望んでおり、彼を中心に勝てるチームを作りたいと明言していた。

ブレイザーズはフリーエージェンシー初日、ジェラミ・グラントと5年総額1億6000万ドルの契約で合意したと報じられたばかりだ。

リラードは12月19日(日本時間20日)のオクラホマシティ・サンダー戦で、殿堂入り選手のクライド・ドレクスラーを抜き、ブレイザーズの歴代得点王に輝いた。彼はフランチャイズ史上唯一、オールNBAに7回選出された選手であり、ブレイザーズ在籍中にオールNBAファーストチームに選出された3選手のうちの1人である(2017-18シーズン)。オールスター7回、2021年オリンピック金メダリスト、2012-13シーズンの新人王、NBA75周年記念チームのメンバーでにも輝いている。

過去8シーズンでリラードはいずれも1試合平均24得点以上を記録しており、キャリア平均25.2得点は、現役選手の中ではケビン・デュラント、ジョエル・エンビード、レブロン・ジェイムスに次ぐ4位についている。

その経歴が素晴らしいが、リラードはポストシーズンでの成功をあまり経験していない。ブレイザーズは、リラード在籍中の11シーズンでプレイオフシリーズでは4勝しかしておらず、その間にウェスタン・カンファレンス・ファイナルに進出したのは1度だけだ。


昨シーズンのブレイザーズは、リラードの1試合平均32.2得点(自己最多記録、リーグ3位)という奮闘もむなしく、33勝49敗でウェスタン・カンファレンス13位に終わり、2年連続でプレイオフ進出を逃していた。

原文:Reports: Damian Lillard requests trade from Blazers

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YOKO B

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静岡県出身。大学卒業後渡米し、オクラホマ大学大学院修士課程修了。2014年よりオクラホマシティ在住。移住前にNBAのオクラホマシティ・サンダーのファンとなり、ブログで情報発信を始める。現在はフリーランスライターとして主にNBA Japan/The Sporting Newsに寄稿。サンダーを中心に取材するかたわら、英語発音コーチも務める。