11月7日(日本時間8日)、スコシアバンク・アリーナで行なわれたブルックリン・ネッツ対トロント・ラプターズの一戦は、116-103でネッツが勝利した。
前半で7点のビハインドを背負ったネッツだが、後半開始から連続9得点で逆転。88-77と11点差で第4クォーターを迎え、そのまま5連勝を飾った。
ネッツ(7勝3敗)はケビン・デュラントが31得点、7リバウンド、7アシスト、ジェームズ・ハーデンが28得点、20リバウンド、8アシスト、ブレイク・グリフィンが14得点、11リバウンド、パティ・ミルズが13得点を記録している。
自己最長となる開幕から10試合連続の二桁得点を達成したデュラントは、2019年のNBAファイナル第5戦でアキレス腱を断裂して以来のトロントでのプレイだった。デュラントは「前回ここに来た時は、バスケットボール選手として最悪の瞬間のひとつとなった」と振り返っている。
「ここに戻ってプレイし、またファンたちと会えたのは良かったよ」。
また、前の試合でトリプルダブルを達成していたハーデンは、第4Qまで7本の3ポイントショットを失敗していたが、残り4分34秒にこの日初成功でチームに二桁点差をもたらすと、残り時間でさらに2本の3Pを沈めるなど、このクォーターだけで16得点をマークした。
デュラントは「第4Qのジェームズは特別だった」と称賛。グリフィンも「彼があのレベルなら、僕らを引っ張ってくれる」と賛辞を寄せている。
「僕たちはチームとして異なるレベルにたどり着ける」。
また、母国でのヘッドコーチとしての初ゲームを白星で飾ったスティーブ・ナッシュ・ヘッドコーチは、「大きな意味があるよ」と喜んだ。
「私にとって非常に特別な場所だ。カナダというだけでなく、トロントがね。私はここで多くの時間を過ごした。たくさんの親友や親族がおり、この街には多くの思い出がある。私にとって甘美な勝利であることは確かだ」。
一方、ワシントン・ウィザーズとの開幕戦以来となる3P成功7本にとどまり、2連敗を喫したラプターズ(6勝5敗)は、フレッド・バンブリートが21得点、8アシスト、OG・アヌノビーが16得点、8リバウンド、ギャリー・トレントJr.が15得点をマークした。
左肩の負傷で開幕から10試合を欠場し、この日が今季デビュー戦となったパスカル・シアカムは、25分間のプレイでFG12本中5本成功の15得点をあげた。シアカムは「両脚が重かった」と振り返っている。
「開始3分で息切れしてしまったよ」。