ウィザーズがブラッドリー・ビールと延長契約「キャリアの残りもずっとここにいたい」

Zach Rosen/WashingtonWizards.com

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2012年のドラフトでブラッドリー・ビールを指名した時、ワシントン・ウィザーズは特別な選手であり、特別な人物を指名したのだと分かっていた。彼の誕生日でもあったそのドラフトの日が、少なくとも10年にわたるパートナー関係の始まりとなった。

そして10月17日(日本時間18日)、ビールはウィザーズと長期の契約を新たに結んだ。2021-22シーズンからの2年の延長契約にサインしたのだ。

ビールは「ワシントンはスーパーな街だ。美しいマーケットで、僕は大好きなんだよ。ワシントンを愛している」と述べた。

「僕はずっとここにいたいと望んでいた。キャリアの残りもずっとここにいたい」。

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2年連続でオールスターに選出された昨季、ビールは自己最多となる1試合平均25.6得点、5.5アシスト、5.0リバウンド、1.5スティール、0.7ブロックを記録した。平均25得点、5アシスト、5リバウンドを上回ったのは、球団史上初のことだ。コートの外でも、ビールはNBAケアーズ地域貢献賞を受賞した。

ビールは「ドラフトで指名された日から、ワシントンの街と球団は僕や家族を支えてくれた。彼らに報いる責務を示せるのは恩恵だと感じている」と述べた。

「コート内外でこのチームを引っ張り続けられることを誇りに思うし、特別なことを築く一員となるのを楽しみにしている」。

 

ビールはワシントン・ウィザーズそのもの

9月2日(同3日)の「労働者の日」の直後から、ウィザーズの選手たちはジムでトレーニングしている。これまでよりも早くワシントンに戻るのをうながしたのがビールだ。ロスターに新顔が多いため、彼は何か素晴らしいことを築き始めたかったのである。9月の第2週までには、チーム全体がワシントンで自主練習に励んでいた。

トミー・シェパードGMは「夏を通じて彼はコミットしていた」と話している。

「9月に来て、ここで、みんなでワークアウトしたんだ。そういう行動のすべてが、本当にここにいることを望んでいたと示している」。

スコット・ブルックス・ヘッドコーチは「ビールはワシントン・ウィザーズそのものだ。彼が代表するものや、そのプレイぶりがね」と述べた。

「彼は完璧な模範であり、わたしが選手たちと話す時に名前を出すのに完璧な選手だ」。

シェパードGMは「ブラッドリーとご家族のことをうれしく思っており、球団にとって間違いなく、自分たちがやろうとしていることが正しいという証明だと感じている」と語った。

ビールは今季が成長のシーズンであり、自身の忍耐が試されるかもしれないということを分かっている。だが、彼はこのチームをけん引する用意もできている。ジョン・ウォールが戻ってくる時に備え、そしてトーマス・ブライアントやトロイ・ブラウンJr.、八村塁といった若手とともに、ビールはワシントンで特別なことを築こうとしている。

ビールは「ここで関係を深めていき、日々向上し続け、ひたすらプッシュし、日々体に覚えこませていくことができる」と話した。

「そういう勝利の習慣を発展させていくんだ。そしてそれは未来につながっていく。成功したほかのチームや球団が、いかにゲームに臨んでいるか、何をしているかを聞いたら、それは偶然じゃないんだよ」。

「僕らは若いチームで、僕はそれを気に入っている。以前に言ったように、チャレンジなんだ。簡単にはいかないだろう。途中でたくさんの障害があるだろうね。でも、今の自分はそれに落ち着いて取り組むことができ、我慢できる場所にいると感じている。自分に大きな責任がかかると分かっている。準備はできているよ」。

原文:Beal commits to building something special in D.C. by Zach Rosen/Wizards.com(抄訳)

Zach Rosen/WashingtonWizards.com