中国のプロバスケットボールリーグCBA(Chinese Basketball Association)が、今週末から試合を再開させた。
『AP』が詳細を伝えている。
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CBA(中国バスケットボールリーグ)は、武漢で新型コロナウイルス感染症が拡大した影響を受け、1月24日(日本時間25日)からシーズンを中断させていた。シーズンは、20チームが2つのディビジョンに分けられる形で行なわれるセミファイナルステージから再開された。移動を少なくするため試合開催地は限定された状態で、試合は無観客で行なわれる。
(中略)
中国バスケットボール協会のヤオ・ミン会長は、シーズン再開に向けて努力を続けてきた球団、保健局を称えている。
「今シーズンの経験は、CBAリーグの歴史に間違いなく残る出来事です。それぞれが経験した苦しみ以外にも、一人ひとりの献身的な姿勢と貢献も歴史に残ります」と、ヤオ会長はCBAリーグのウェブサイトに掲載された選手とファンに宛てた手紙に綴っている。
「国家規模のスポーツイベントとして中国で初めて再開させることができたCBAリーグには、生産性と日常を取り戻すための戦略的な意義が存在します。社会に与える影響は、バスケットボールを上回っています」。
(中略)
6月20日、北京では新型コロナウイルス感染症の発症者が22人、同都市以外でも発症者が5人増えたと報じられた。今も308人が入院しているものの、新たな死亡者は出ていない。
ヤオ会長は、選手と球団に細心の注意を払うよう呼びかけている。
「この感染症の流行はまだ終息していません。普段の生活から練習、試合に至るまで隔離された環境で行なわないといけない。無観客、そしてトーナメントという形式は我々が慣れ親しんだものではありません。しかし、長期間試合を開催できない可能性と隣り合わせの状況にいるのです」。
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