開幕戦ベンチ出場のカーメロ・アンソニー「この試練を受け入れて、向き合っていく」

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ヒューストン・ロケッツのカーメロ・アンソニーは、NBAキャリアで初めて先発から外れた。1054試合連続先発出場してきたアンソニーは、10月17日(日本時間18日)にトヨタ・センターで行なわれたニューオーリンズ・ペリカンズ戦にベンチから出場。27分の出場でフィールドゴール10本中3本を成功させ9得点を記録したが、ロケッツは112-131で敗れた。試合後アンソニーは、新たな役割に対応するには時間がかかると語った。

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「試合への準備の仕方も異なるから、精神的な面でもチャレンジになる」と、アンソニーはコメントした。

「あらゆる面で試練になる。大事なのは、この試練に自分がどう向き合うか、この試練を受け入れるかどうかで、受け入れているし、向き合っている。それはこれからも変わらない」。

「キャリアでの今の立場を考えた場合、特定の役割を与えられてプレイするよりも、チームのために何がやれるかが重要。毎試合で状況は変わるけれど、基本的にこれは自分にとってのチャレンジ。すぐに慣れるさ」。

アンソニーは、昨季所属したオクラホマシティ・サンダーではベンチ出場を受け入れなかった。だが今夏フリーエージェントになってロケッツと契約後に考えを改め、チームが一番機能する役割を受け入れると、チームのコーチに伝えた。

マイク・ダントーニ・ヘッドコーチは、アンソニーの自己犠牲に感謝している。キャリア初の役割を受け入れたアンソニーについて、ダントーニHCは、1980年代のロサンゼルス・レイカーズで活躍したボブ・マカドゥーと重なる部分があると言う。1981年にトレードでレイカーズに加入したMVP受賞経験のあるマカドゥーは、自ら進んでリザーブでの起用を受け入れた。そして、当時『ショータイム』の愛称で知られたレイカーズの1982年と85年の優勝に貢献した。

ダントーニHCは「(アンソニーにとって)理想的なシチュエーションではないことは理解している。彼はバスケットボール殿堂入りクラスの選手なのでね」と、開幕戦前に語った。

「これは大きな変化だが、彼の言葉に嘘はない。チームのためなら何でもすると言ってくれた。今日はこの起用法がベストと判断したが、今後は変わるかもしれない。しかし、昨季はチームにいなかった彼がいてくれるのは、我々にとって非常に良いことだ」。

「難しいのはわかっている。それでも優勝のためにトライし、力を貸してくれている彼に感謝している」。

とはいえ、開幕戦でキャリア初の一桁得点に終わったアンソニーにとっては、辛い結果だったのではないだろうか。

原文:Anthony hoping to find rhythm in reserve role with Rockets by NBA.com(抄訳)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ