レイカーズのアンソニー・デイビスが25リバウンドを含む歴史的なスタッツで活躍

Gilbert McGregor

坂東実藍 Miran Bando

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2023-2024シーズンのNBAレギュラーシーズンが残り1か月となり、ロサンゼルス・レイカーズはプレイオフに向けて勢いに乗ろうとしている。そのためには、ベストのアンソニー・デイビスが必要だろう。

3月10日(日本時間11日)、レイカーズが120-109で勝利したミネソタ・ティンバーウルブズとの一戦で、そのベストのデイビスが見られた。ルディ・ゴベアとカール・アンソニー・タウンズの先発フロントコートコンビを欠いたウルブズを相手に、デイビスは歴史的なスタッツを記録し、ここ4試合で3つ目となる白星をあげるのに貢献している。

レイカーズはレギュラーシーズン残り16試合でウェスタン・カンファレンスの6位に2ゲーム差だ。6位まではプレイイン・トーナメントを経ずにプレイオフ進出を決めることができる。

試合後、デイビスは「大事な試合と分かっていて頑張った」と話した。

「彼らは重要なメンバーがいなかったけど、それでもプレイをつくって試合に勝つことができる選手たちがいる。僕たちは順位表で差を縮めようとしているんだ」

ここでは、デイビスの歴史的なパフォーマンスを見ていこう。

 

アンソニー・デイビスがウルブズ戦で歴史的パフォーマンス

肩のケガを抱えながらにもかかわらず、デイビスは39分間の出場で、27得点、25リバウンド、自己最多の7スティール、5アシスト、3ブロックを記録した。

25得点&25リバウンド&5アシスト&5スティール超は、NBAの歴史で初の数字だ。また、レイカーズで25リバウンド超を達成したのは、2013年1月6日(同7日)のドワイト・ハワードの26リバウンド以来となる。

2000年以降のレイカーズで25リバウンド超を達成したのは、デイビスとハワードのほかに、アンドリュー・バイナム、シャキール・オニールしかいない。同じ試合で25得点超も達成したのは、デイビスとオニールだけだ。

ウルブズ戦でのデイビスのパフォーマンスは、チームに最も必要とされた時に活躍することを改めて思い起こさせた。

わずか11日前、バック・トゥ・バック(2日連続試合)の2日目に、デイビスは40得点、15リバウンド、4アシスト、3ブロックを記録。成績下位のワシントン・ウィザーズとの一戦で、チームの黒星回避に貢献している。スタッツにはならないが、インディアナ・ペイサーズを下して優勝したインシーズン・トーナメント決勝でも、デイビスは41得点、20リバウンド、6アシスト、4ブロックと活躍した。

レブロン・ジェームズがオールNBA級のレベルでプレイし、オースティン・リーブスとディアンジェロ・ラッセルのガードコンビがショットを決め、チームが適切なタイミングで健康になっている中、デイビスも支配的なパフォーマンスを見せ、レイカーズはポストシーズンを戦うすべてのチームにとって対戦したくない存在となっている。

NBAの1試合最多リバウンド記録

デイビスの25リバウンドは見事なパフォーマンスだが、自己最多記録ではない。デイビスは2019年1月に26リバウンドをマークしている。

今季のNBAでは、フェニックス・サンズが110-118でオクラホマシティ・サンダーに敗れた3月3日(同4日)の試合で、ユスフ・ヌルキッチが31リバウンドを記録している。

だが、NBAにおける1試合最多リバウンド記録は、1960年にウィルト・チェンバレンが達成した55リバウンドだ。

原文:Anthony Davis stats: Lakers star records historic numbers in crucial win over Timberwolves(抄訳)
翻訳:坂東実藍

Gilbert McGregor

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Gilbert McGregor first joined The Sporting News in 2018 as a content producer for Global editions of NBA.com. Before covering the game, McGregor played basketball collegiately at Wake Forest, graduating with a Communication degree in 2016. McGregor began covering the NBA during the 2017-18 season and has been on hand for a number of league events.

坂東実藍 Miran Bando

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。