10月29日(日本時間30日)にステイプルズ・センターで行なわれたメンフィス・グリズリーズ対ロサンゼルス・レイカーズの一戦は、アンソニー・デイビスが40得点、20リバウンドの大活躍で、レイカーズが120-91で大勝した。
試合の冒頭はレイカーズから活力があまり感じられず、グリズリーズが得点を重ねる展開となった。気づけば15-2と13点差のリードを許していたレイカーズだったが、そこから徐々に差を詰めていき、ハーフタイムまでに49-47と逆転に成功する。
レイカーズは第3クォーターに再びリードを奪われたものの、同クォーター残り7分から27-2のスコアで圧倒し、一気に主導権を奪った。グリズリーズは勢いに乗ったデイビスを、ファウルで止めることしかできず、結果的にデイビスは27本中26本のフリースローを決め、自身の最多記録を更新した。
シャーロット・ホーネッツ戦で右肩を痛めていたデイビスは、チームが大差をつけていたこともあり最終クォーターに出場することはなかったが、それでも31分の出場で40得点、20リバウンド、2アシスト、2ブロックという驚異的な数字を残した。
レイカーズ選手が1試合で40得点以上、20リバウンド以上を記録したのは、2003年のシャキール・オニール以来となる。ほかにレイカーズ選手ではエルジン・ベイラー、ウィルト・チェンバレン、カリーム・アブドゥル・ジャバー、ジョージ・マイカンが“40-20”を記録しており、デイビスは「そういった偉大なレジェンドと名前を並べられるのはとても光栄なこと。だが、勝ったことのほうが大切」と語った。
「前半は苦戦したが、チームメイトが僕を信頼してくれた。とにかくリバウンドで圧倒しようと思っていたんだ」。
【動画】“40-20”達成! アンソニー・デイビス ハイライト| 2019.10.29
レイカーズはほかにジェームズが23得点、8アシスト、ケンテイビアス・コルドウェル・ポープが13得点、6リバウンド、ジャベール・マギーが10得点、9リバウンドと活躍した。
一方のグリズリーズは、ルーキーのジャ・モラントが16得点、ヨナス・バランチュナスが14得点、11リバウンド、グレイソン・アレンが13得点を記録したものの、チームとして3ポイントショットが34本中7本(20.6%)、フィールドゴール成功率も32.6%とシュートに苦しんだ。