2度目のオールスターゲームMVP受賞のケビン・デュラント「リーグの将来は安泰」

Reo Onishi

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2月17日(日本時間18日)にノースカロライナ州シャーロットのスペクトラム・センターで行なわれた第68回NBAオールスターゲームは、チーム・レブロンが178-164でチーム・ヤニスに逆転勝利し、MVPにはゴールデンステイト・ウォリアーズのケビン・デュラントが選出された。

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自身2回目となるオールスターゲームMVPを受賞したデュラント。前回の受賞は2012年、キャリア5シーズン目にしてオクラホマシティ・サンダーをNBAファイナルまで導いたシーズンだ。

それからゴールデンステイト・ウォリアーズへの移籍、2度の優勝、2度のNBAファイナルMVP獲得を経て、今度はリーグのベテラン選手としてオールスターゲームMVPに輝いた。デュラントは「もちろん、初めて受賞したときの方が喜びは大きかったと思う」と話した。

「当時は何ができるかなんて考えずに試合を迎えていた。そんななかで起きたことだから、クールだった。2012年は、ようやく自分がエリートレベルに到達し始めたのではないかと感じていた。1年で色々あったから、とてもエキサイティングだった。

しかしこうしてベテランとして再びMVPを獲得し、棚にトロフィーをまたひとつ追加できるのもまた最高だ」。

まだまだデュラントが全盛期で、リーグを牽引するトップ選手のひとりであることは間違いない。しかし今年のオールスターウィークエンドは次の世代が存在感を見せつけるものとなり、デュラントもまたそれを感じたひとりのようだ。

「ベン・シモンズが2年目にしてオールスター入りしている。ディアンジェロ・ラッセルやカール・アンソニー・タウンズのようにまだ20代前半の選手も多くいる。リーグの将来は安泰だ」とデュラントは若手の台頭について語った。

Kevin Durant, Giannis Antetokounmpo

さらに相手チームのキャプテン、ヤニス・アデトクンボについて彼は「ポテンシャルが天井を突き抜けている」と絶賛。

「すでにエリートレベルで活躍しており、ここからどこまで行くのか考えるだけでも恐ろしい。まだ上達を続けている状態、そしてあの若さでMVP候補になっているのは凄いことだ」。

こういった次世代のスター選手たちと、オールスターという場を共にできたことを彼は「また違うレベルで彼らを知ることができ、対戦できることが嬉しい」と述べた。

オールスター休暇が終わると、レギュラーシーズンはプレーオフ進出に向けてまたひとつ激しさのレベルが上がる。3連覇を目指すウォリアーズにとって、その道のりは決して楽なものではない。

それでもデュラントは、ウォリアーズでチームメイトのステフィン・カリーとクレイ・トンプソンがオールスターゲームでシュートの打ち合いを楽しんでいたことを例にあげ、「シーズン後半戦でもたくさん楽しめることを期待しているよ」と語った。

高い競争心を持ちながらも、バスケットボールを楽しむことを忘れないことこそが、デュラントの強さの秘訣なのかもしれない。

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