7月4日(日本時間5日)にボストン・セルティックスへの移籍を発表したたゴードン・ヘイワード(フォワード)は、その24時間前の時点でどのチームと契約すべきか迷っていた。
ヘイワードの代理人、マーク・バーテルスタインによれば、マイアミ・ヒート、セルティックス、ユタ・ジャズとの交渉を終えたヘイワードは、3日(同4日)にジャズがミネソタ・ティンバーウルブズとのトレードで獲得したリッキー・ルビオ(ガード)と会う機会があり、同日の夜も悩んでいたという。
バーテルスタインは『The Vertical』に対し「(ルビオと)会ってから、彼は『いったいどうすればこのチームを離れられるというんだ?』と頭を抱えていた」と語った。
「月曜の夜の時点では、彼はユタに残る方向に傾いていた。慌ただしい3日間での交渉を終えたばかりで、火曜の朝の時点でも、どのチームと契約すべきか迷っていた」。
セルティックスにはバトラー大学時代の恩師ブラッド・スティーブンズ・ヘッドコーチがおり、ヘイワードにとって移籍先の最有力候補と見られていた。だがヘイワードの心は、ヒートのパット・ライリー球団社長の口説き文句により揺れ動いた。
バーテルスタインは、2日(同3日)から行なわれたヒートとセルティックスとの交渉について「ゴードンは、マイアミこそ自分に相応しい場所と感じていた。それほどヒートに夢中になっていた。だが翌日にはボストンに移動した。ブラッド・スティーブンズとの関係もあって、セルティックスとの交渉も彼の心を掴んだ。プレゼンテーションに興奮し、ボストンを離れた際には、セルティックスこそ自分にとって最適と感じていたようだ」と明かしている。
ヘイワードは昨季平均21.9得点、3ポイントショット成功率も40%をやや下回る成績を記録。セルティックスは、アイザイア・トーマスがプレイするスペースを広げてくれるシューターを必要としていた。
バーテルスタインは「彼は最終的に、ボストンこそ彼の人生、キャリアにとって最高の場所と判断した」と言う。
「それでも彼にとっては断腸の思いで決断したことだ」。
原文:Gordon Hayward was leaning toward Jazz hours before decision, agent says by Joe Rodgers/Sporting News