アダム・シルバーNBAコミッショナーがフリーエージェント市場の問題点に言及

NBA Japan

アダム・シルバーNBAコミッショナーがフリーエージェント市場の問題点に言及 image

7月9日(日本時間10日)、アダム・シルバーNBAコミッショナーが毎年恒例のラスベガスでの記者会見を開き、例年以上に慌ただしいフリーエージェント市場は、「まだいろいろと改善が必要」と語った。

📺 NBAサマーリーグ2019配信(Rakuten TV / NBA公式視聴サービス)

多くの選手が動いていることに関して「数年前に契約が短くなるようにしたことで、夏に選手が多く動くようになることは想定していました」と話す。

「これは常に諸刃の剣です。チームに再建する機会を与えることができる一方で、当然選手を失うことになるチームも出ています」。

しかし、契約が短くなったことで、「選手たちが常に頑張らなければならないという必死さを生み、パフォーマンスに繋がっていると思っています」と説明し、現状としてはバランスは取れているという見解を示した。

「オフシーズン中の話題作りのために導入したことではありませんが、メディアとファンからは大きく注目されています。ほとんどの場合は、これはポジティブなことだと捉えています」。

交渉解禁直後に多くの契約が発表されており、契約解禁日の無意味さを問われると「取り締まれないルールなら意味がありません」と、フリーエージェントのルール整備を改善しなければならないことを認めている。

「理事会ではこういったルールを今一度見直し、全てのチームが公平に動けるようなルールを導入する必要性を語り合いました」。

選手のトレード要求に関しても触れ、「決して新しいことではありません」としながらも、「契約は選手とチームの両側にとって意味のあるものであることが重要」と強調した。

「特定の状況について話しているわけではありませんが、トレード要求は失望感があります。チームにとって失望であり、コミュニティにとっても失望であり、選手にとっても良いものではありません。選手たちも評判を気にしています。これはしっかりと取り組まなければならない問題という認識です」。


NBA Japan

NBA Japan Photo

NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ