アダム・シルバーNBAコミッショナーが『CNN』のパネルディスカッションに出演し、来季の開幕が1月までずれ込むのではないかと示唆した。『AP』のティム・レイノルズ記者が詳しく報じている。
***
9月22日(日本時間23日)、アダム・シルバーNBAコミッショナーは来季が少なくとも1月までは開幕しないのではないかと予想し、通常よりも遅れて開幕することが東京オリンピックへの出場選手に関わってくるであろうことを示唆した。
『CNN』のパネルディスカッションに出演したシルバーNBAコミッショナーは、決定事項はまだ何もないことを付け加えている。当初リーグは来季を12月1日(同2日)に開幕することを望んでいたが、その後12月下旬に照準を変更し、今回またそれが変更された形だ。
シルバーNBAコミッショナーは司会のボブ・コスタスに対して「1月に開幕するほうが良いだろうという判断です」と語っている。
「来季の目標は、通常の82試合のレギュラーシーズンとプレイオフを行なうことです。さらには、ファンのいるホームアリーナでの開催を希望していますが、まだ学ばなければならないことがとてもたくさんあります」。
NBAは、新型コロナウイルスによるパンデミックでリーグが停止した3月11日(同12日)以降、ファンを迎えた状態でプレイをしていない。現在は選手たちの家族や近しい友人に限定された、30から40人ほどが、ウォルト・ディズニー・ワールドのNBA再開バブルの会場に入ることを許されている。ゲストは、バブル内に在住する全ての人と同様に、毎日新型コロナウイルス検査を受けることが義務付けられている。
通常のNBAシーズンはレギュラーシーズンが6か月ほど続き、そこからプレイオフが約2か月行なわれる。もし来季が通常の長さで行なわれる場合、1月の開幕はレギュラーシーズンが6、7月辺りに終了し、プレイオフが8月か9月まで続くこととなる。
再スケジュールされた東京オリンピックは、もし開催される場合、7月23日から8月8日まで行なわれる予定だ。
シルバーNBAコミッショナーは「アメリカには素晴らしい選手がたくさんいます。もしかしたらオリンピックではNBAのトップ15選手が参加できないという状況になるかもしれないが、それでもほかの優れたアメリカ人選手が参加することにはなります」と話す。
「もちろん他国の代表にも多くのNBA選手が参加しています。そこは今後調整が必要となる部分になるでしょう」。
***