ACLを手術したセルティックスのガリナーリ 「より強く、よりうまくなって戻ってみせる」

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9月下旬に左ひざACL(前十字靭帯)の手術を受けたボストン・セルティックスのダニーロ・ガリナーリは、再び元気を取り戻している。リハビリの初期段階で進歩しているところだ。

ガリナーリはこの週末、手術後始めてサポートなしで歩き始めた。回復プロセスに取り組む彼は楽観している。

10月11日(日本時間12日)のセルティックスの練習後、手術後初めて報道陣と話したガリナーリは、「1日ごとに受け止めている」と述べた。

「それがリハビリへのアプローチとして最善だ。そしてこういうケガでのアプローチは、1日ごとに受け止め、将来がどうなるかを本当に考えないようにすることだ」

ガリナーリは8月27日(同28日)、イタリア代表として出場したFIBAワールドカップ予選で負傷した。それから数週間の勧められたエクササイズセラピーを経て、9月23日(同24日)に手術した。

2013年4月、デンバー・ナゲッツ時代にガリナーリが負傷したのと同じACLだ。

ガリナーリは「すでにこれを経験し、どうなるか分かっているのは、不幸中の幸いだ」と話した。

「でも、大変なのは変わらない。特に、セルティックスの勝利に貢献しようと加わったところという状況だからね。キツいよ。でも、そこは自分にできることが何もない。リハビリに集中しないとね」

ボストンでリハビリするガリナーリは、サポート役としてできるだけチームの近くにいたいと願っている。暫定ヘッドコーチのジョー・マズーラが指摘したように、たとえコート上で貢献できなくても、ロッカールームやサイドラインに立場を確立したベテランがいるのは有益だ。

マズーラ暫定HCは「素晴らしいコーチたちの下で、数々の良いチームでプレイしてきた選手であり、経験豊富だ」と話している。

「彼が近くにいるだけで、経験豊かな存在となってくれるはずだよ」

チームメイトと一緒でない時は、理学療法士やトレーナーとリハビリに励んでいる。本人によると、毎日数時間を費やしてのリハビリだ。だからこそ、毎日小さな改善があるという。

ガリナーリは「毎日小さな改善を目にしていることが朗報だ。そういうのがうれしくて、毎日もっと良くなろうとし続けられるんだよ」と話した。

「エクササイズをしている時みたいに、次のはもっと練習しよう、次の日はさらに良い練習をしようとやっていけるんだ。毎日エクササイズがいくつか加わるから、毎日そうなるのが素晴らしいところだね。リハビリプロセスでは、小さなことが大きいんだ」

再び歩くことが許され、ガリナーリの気持ちは高ぶっている。ただ、彼にはもっと楽しみにしていることがあるのだ。

3ポイントショット成功数でNBA歴代50位に入っているガリナーリは、「少しショットやフリースローを打てるようになるのが待ち遠しい」と話している。

「さっきも言ったけど、小さなことに聞こえるかもしれないけど、それがリハビリプロセスでは大きなことなんだ。ただ、まだ始められない。近いうちと聞いている」

すぐにその他のバスケットボール活動を再開できるわけではない。それでも、ガリナーリはいずれセルティックスに高いレベルで貢献できるようになると自信を感じている。前回のリハビリプロセスから立ち直ったことが、彼の励みになっているのだ。

ガリナーリは「より強く、よりうまくなって戻ることができた」と話した。

「僕は今でもここにいる。もう若くはないけど、戻ってみせるよ。また、より強く、よりうまくなって戻ってみせる」

原文:Gallinari Says He'll 'Come Back Stronger and Better' After ACL Repair by Taylor Snow/Celtics.com(抄訳)

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ