元ロサンゼルス・レイカーズのコービー・ブライアントや娘のジアンナさんら9名が死亡した2020年1月のヘリコプター墜落事故の際に、保安局職員や消防隊員ら当局の人間が事故現場を撮影し、その画像が共有されたことを巡る裁判で、ロサンゼルス郡はブライアントの妻バネッサさんに1600万ドル（約21億7600万円／1ドル＝136円換算）を支払うように命じられた。『AP』が報じている。
報道によると、群の弁護士は裁判で状況を把握するために画像は必要だったと主張。画像を共有するべきではなかったとしつつ、画像自体は公にはなっておらず、原告も見ていないと訴えた。だが、9名の陪審員は、画像がプライバシーを侵害し、精神的苦痛をもたらしたとするバネッサ夫人と弁護団の主張に満場一致で同意。判決文が読まれると、バネッサ夫人は静かに涙を流したという。
APは、11日間におよぶ裁判の中でバネッサ夫人が「毎日ソーシャルメディアにそれらが出てくるのではないかとおびえながら暮らしています」と証言したと伝えている。
ロサンゼルス郡は、事故で妻と娘を失った共同原告者のクリス・チェスター氏に対する1500万ドル（約20億4000万円）の支払いも命じられた。
▶NBA全試合ライブ＆見逃し配信 最高の瞬間を『NBA Rakuten』で
