サンダーの新人ホルムグレンが2022-23シーズンを全休へ

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オクラホマシティ・サンダーの新人チェット・ホルムグレンが、右足リスフラン関節損傷のため2022-23シーズンを全休することになった。サンダーが8月25日(日本時間26日)に発表している。

サンダーのサム・プレスティGMは、公式声明で「チェットのことが残念なのは当然です。今季、彼がチームメイトと一緒にコートで興奮させてくれていたことを考えればなおさらです」と述べている。

「チェットには球団やオクラホマシティのコミュニティでこれから長いキャリアが待っていると承知しています。チェットを選ぶプロセスで最も感心したことのひとつは、彼の気迫と集中力でした。彼が同じ粘り強さでこの期間を乗り越えてくれると期待しています。リハビリ中、我々は彼を支え、一緒に仕事をしていきます」

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ホルムグレンは先週末にシアトルで開催されたプロアマゲーム「The CrawsOver」に出場した際に負傷した。レブロン・ジェームズを守っている際に痛めた様子の動画がソーシャルメディアに投稿されている。

ドラフトで上位指名された選手がNBAでのルーキーシーズンを欠場するのは初めてではない。なかにはその後、オールスターに選出されたり、MVP級に成長した選手もいる。

2016年のドラフトで全体1位指名されたベン・シモンズ(当時フィラデルフィア・76ers)は、足の負傷で新人シーズンを全休した。2009年の全体1位指名選手であるブレイク・グリフィン(当時ロサンゼルス・クリッパーズ)も、ひざのケガで欠場を余儀なくされている。2007年の全体1位指名選手、グレッグ・オデン(当時ポートランド・トレイルブレイザーズ)も同様だ。

ゴンザガ大学出身のホルムグレンは、2022年のNBAドラフトでサンダーに全体2位で指名された。同大での唯一のシーズン、ホルムグレンは平均14.1得点、9.9リバウンドを記録し、全米4位の3.7ブロックをマーク。『AP』のオールアメリカン・セカンドチームに選出された。

7月にユタとラスベガスで開催されたサマーリーグにも出場し、ソルトレイクシティでは平均17.0得点、9.5リバウンド、3.5アシスト、4.0ブロック、フィールドゴール成功率50%、3ポイントショット成功率41.7%を記録するなど、大きなインパクトを残していた。

昨季得点王に輝いたジョエル・エンビード(76ers)は、2014年のドラフトで全体3位指名されながら、足の問題で最初の2シーズンを全休した。2013年の全体6位指名選手であるナーレンズ・ノエル(当時76ers)も、ひざの問題で1年目を欠場している。2018年ドラフトで全体14位指名されたマイケル・ポーターJr.(デンバー・ナゲッツ)は、腰のケガでシーズンを全休した。

サンダーでも同様の過去がある。2003年のドラフトでシアトル・スーパーソニックス(サンダーの前身球団)に全体12位で指名されたニック・コリソンは、肩の問題でルーキーシーズンにプレイできなかった。だがその後、コリソンはキャリアのすべてをサンダーで過ごし、背番号4は永久欠番となっている。球団が「オクラホマシティ・サンダー」となってから初の永久欠番だった。コリソンは現在もフロントの一員としてチームに残っている。

シェイ・ギルジャス・アレクサンダー、ジョシュ・ギディー、ルーゲンツ・ドート、ダリアス・ベイズリー、トレイ・マンらが主軸となるサンダーは、ホルムグレンの加入でケビン・デュラントとラッセル・ウェストブルックがコンビを組んでいた時代への復活が期待されていた。

デュラントとウェストブルックが所属していたころにウェスタン・カンファレンス・ファイナルに4回進出(2011、2012、2014、2016年)し、NBAファイナル進出(2011年)も果たしたサンダーだが、デュラントが退団した2016-17シーズン以降はプレイオフ1回戦を勝ち上がることができていない。ここ2シーズンはプレイオフを逸失。昨季は西地区15チーム中14位の24勝58敗だった。

原文:Thunder rookie Chet Holmgren (foot) to miss entire 2022-23 season(抄訳)

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