NBAは5月22日(日本時間23日)、ダラス・マーベリックスのレジー・ブロックが、カリーム・アブドゥル・ジャバー社会正義賞の受賞者に選ばれたことを発表した。
同賞は社会的正義を追求し、歴史的に取り残されたり、システム的に不利な立場に置かれてきた個人やグループに関与し、力を与え、平等を推進するというアブドゥル・ジャバー自身の生涯の使命を最も推進することに貢献した選手に与えられる。
ブロックは5名の最終候補者の中から、特にLGBTQ+コミュニティにおける上記の推進活動に献身してきたことで選出された。
2014年にトランスジェンダー女性の妹が殺害されて以降、ブロックは彼女の意志を尊重し、LGBTQ+コミュニティの認知度向上と同コミュニティの受容推進に努めてきた。
2021-22シーズンを前にマーベリックスに加入したブロックは、すぐにダラス地域の複数の組織(Abounding Prosperity、Dallas Southern Pride、House of Rebirth、The Black-Tie Dinner、the Resource Center、the Muhlashia Booker Foundation)と協力し、その取り組みを支援してきた。
ブロックは「私たちはみんなひとつで、自分はすべての人の心にある愛を信じています」と話した。
「シスジェンダーのアスリートとして、トランスやLGBTQ+のコミュニティ支援は、自分にとって非常に重要なことです」。
ブロックは自身に代わって10万ドル(約1270万円)の寄付を受ける寄付先に、地域発展と若者に力を与えるための故郷ノースカロライナ州キンストンの若者主導の組織Kinston Teensを選んだ。
その他の最終候補は、ミルウォーキー・バックスのドリュー・ホリデー、メンフィス・グリズリーズのジャレン・ジャクソンJr.、ミネソタ・ティンバーウルブズのカール・アンソニー・タウンズ、トロント・ラプターズのフレッド・バンブリート。それぞれが選ぶ社会正義団体に、NBAから2万5000ドル(約320万円)が寄付される。
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