ナゲッツのヨキッチが2021-22シーズンのMVP(最優秀選手賞)を受賞|NBAアウォード

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ナゲッツのヨキッチが2021-22シーズンのMVP(最優秀選手賞)を受賞|NBAアウォード image

NBAは5月11日(日本時間12日)、デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチが、2021-22シーズンのKia 最優秀選手賞(モスト・バリュアブル・プレイヤー/Most Valuable Player/MVP)を受賞したことを発表した。

ヨキッチは2年連続2度目の受賞。連続受賞はカリーム・アブドゥル・ジャバー、ヤニス・アデトクンボ、ラリー・バード、ウィルト・チェンバレン、ステフィン・カリー、ティム・ダンカン、レブロン・ジェームズ、マジック・ジョンソン、マイケル・ジョーダン、モーゼス・マローン、スティーブ・ナッシュ、ビル・ラッセルに続き、史上13人目となる。

MVPは、レギュラーシーズンを通して、最も評価された選手に与えられる個人賞だ。投票は全世界の100名のスポーツライターとブロードキャスターによるもので、1位票が10ポイント、2位票が7ポイント、3位票が5ポイント、4位票が3ポイント、5位票が1ポイントとなる。

ヨキッチは875ポイントを獲得した(1位票65)。2位はフィラデルフィア・76ersのジョエル・エンビードで706ポイント(1位票26)。3位はミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボで595ポイント(1位票9)だった。4位はフェニックス・サンズのデビン・ブッカーで216ポイント、5位がダラス・マーベリックスで146ポイントとなっている。

トップ3選手および上位5名のうち4選手が米国外出身選手となったのは、MVP投票の歴史上初のことだ。ヨキッチはセルビア、エンビードはカメルーン、アデトクンボはギリシャ、ドンチッチはスロベニア出身。なお、米国外出身選手の複数回受賞は、2018-19シーズンと2019-20シーズンに連続受賞したアデトクンボ以来2人目となる。

NBAで7年目の今季、ヨキッチは74試合に出場。平均33.5分間のプレイで平均27.1得点、13.8リバウンド、7.9アシスト、1.47スティール、0.85ブロックを記録した。アシスト以外はいずれも自己最多、アシストは自身過去2番目の数字だ。得点はリーグ6位、リバウンドは同2位、アシストは同8位、スティールは同12位、ブロックは同33位の数字だった。合計リバウンド(1019)と合計ディフェンシブリバウンド(813)はリーグ最多。フィールドゴール成功率58.3%は自己最高で、リーグ8位だった。

27歳のヨキッチは今季、NBA史上初となる1シーズン2000得点&1000リバウンド&500アシスト超を達成した。平均25.0得点&13.0リバウンド&6.0アシスト超も初の数字だ。トリプルダブル19回、ダブルダブル66回はリーグ最多。ナゲッツの1シーズン球団新記録となる。

今季、ヨキッチは自身4度目のオールスター選出を果たし、2年連続でオールスターゲームのスターターに選ばれた。ウェスタン・カンファレンスの月間最優秀選手賞と週間最優秀選手賞をそれぞれ2度受賞した。

ヨキッチを擁するナゲッツは、48勝34敗で4シーズン連続のプレイオフ進出を果たした。ヨキッチはレギュラーシーズン最後の7試合で平均35.7得点、16.3リバウンド、7.4アシスト、2.14スティールを記録している。

2014年のNBAドラフトで全体41位と2巡目で指名されたヨキッチは昨季、史上最低位指名からのMVP受賞を果たした(ドラフト指名外から受賞したマローンを除く)。

投票結果は以下の通り。

2021-22 Kia NBA最優秀選手賞 投票結果

選手
(チーム)
1位票
(10点)
2位票
(7点)
3位票
(5点)
4位票
(3点)
5位票
(1点)
合計
ニコラ・ヨキッチ
(ナゲッツ)
65 27 6 2 0 875
ジョエル・エンビード
(76ers)
26 39 34 1 0 706
ヤニス・アデトクンボ
(バックス)
9 32 52 7 0 595
デビン・ブッカー
(サンズ)
0 1 8 49 22 216
ルカ・ドンチッチ
(マーベリックス)
0 1 0 32 43 146
ジェイソン・テイタム
(セルティックス)
0 0 0 8 19 43
ジャ・モラント
(グリズリーズ)
0 0 0 1 7 10
ステフィン・カリー
(ウォリアーズ)
0 0 0 0 4 4
クリス・ポール
(サンズ)
0 0 0 0 2 2
デマー・デローザン
(ブルズ)
0 0 0 0 1 1
レブロン・ジェームズ
(レイカーズ)
0 0 0 0 1 1
ケビン・デュラント
(ネッツ)
0 0 0 0 1 1

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ