デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチが4月7日(日本時間8日)、コロラド州デンバーのボール・アリーナで行われたメンフィス・グリズリーズ戦で、NBA史上初の1シーズン2000得点&1000リバウンド&500アシスト超の新記録を達成した。
試合序盤に頭部を打って出血し、ヘアバンドを着用してのプレイとなったにもかかわらず、偉業を達成したヨキッチに対し、ホームの観客は「MVP」のチャントとスタンディングオベーションで称賛の意を表している。
👏 Nikola Jokic receives a standing ovation in Denver after becoming the first player in NBA History with 2K points, 1K rebounds, and 500 assists in a season. pic.twitter.com/ef8YrkkMDL
— NBA (@NBA) April 8, 2022
ヨキッチは、1967-68シーズンのウィルト・チェンバレンでも8点及ばなかった記録を樹立した。このシーズンのチェンバレンはMVPを受賞している。昨季のMVPであるヨキッチは、今季もミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボやフィラデルフィア・76ersのジョエル・エンビードとMVPを争っている。
試合後、ヨキッチは「クールだね」と喜んだ。
「うれしかったよ。あと何回かやれるといいね」。
ナゲッツのマイケル・マローン・ヘッドコーチは、「MVPは競争ですらない」とヨキッチを称賛した。
「ほかにも素晴らしい選手たちはいる。彼らが素晴らしい選手たちじゃないとは言っていない。だが、今季のヨキッチがこのチームとやってきたことは、我々が乗り越えなければいけなかったすべても考えれば、とにかく素晴らしいよ。去年も彼は良かった。今年はそれ以上だ」。
ヨキッチはフィールドゴール24本中16本成功の35得点、16リバウンド、6アシスト、4スティール、1ブロックを記録した。チェンバレン以来となる5試合連続の35得点&12リバウンド超も達成している。
試合は122-109でナゲッツが勝利した。ヨキッチのほかにアーロン・ゴードンが22得点、ウィル・バートンが16得点を記録している。48勝33敗としたナゲッツは、同日の試合で敗れたミネソタ・ティンバーウルブズとの争いを制して、プレイオフ進出を決めた。
原文:Nikola Jokic becomes 1st player in NBA history with 2,000 points, 1,000 rebounds and 500 assists in season by NBA.com(抄訳)
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