ネッツのアービングがホーム出場可能に 義務免除を市が発表

NBA.com

ネッツのアービングがホーム出場可能に 義務免除を市が発表 image

ニューヨーク市長は3月24日(日本時間25日)、労働者に対する新型コロナウイルスのワクチン接種義務について、アスリートやパフォーマーを免除すると発表した。免除はすぐに適用となり、ブルックリン・ネッツのカイリー・アービングがホームゲームに出場できるようになる。

接種義務は依然として多くの労働者に適用されており、裕福で有名なアスリートだけが免除されるように見えるなど、エリック・アダムズ市長に対する批判の声もある。同市長は「選手は人をスタジアムに集める」と述べ、市の経済回復のために重要だと主張した。

アダムズ市長は「いくつかの厳しい選択をする。中には同意しない人もいるだろう」と述べている。

「私はこの市を前進させなければいけない」。

市の決定を受け、NBAとNBPA(選手会)は声明を発表している。

「NBAとNBPAは選手のワクチン接種率97%、ブースター接種率75%を実現し、リーグスタッフ、チームスタッフ、審判にもその双方を要請し、今後もワクチン接種とブースター接種を強く推奨し続けていきます。我々は本日の発表について、特にワクチン未接種のNBA選手が毎日検査を続けることになるため、ホームの選手とロードの選手で扱いが変わる以前の規則はもはや意味をなさないとする市長の決断を支持します。ニューヨークのチーム、選手、ファン、コミュニティの懸念の声に耳を傾け、ホームチームと対戦相手のために競技を公平にする市長を称賛します」。

ワクチン未接種で今季開幕から欠場が続いていたアービングは、1月5日(同6日)のインディアナ・ペイサーズ戦で今季デビュー。以降、ロードゲームにのみ、20試合に先発出場し、平均28.5得点、4.6リバウンド、5.5アシストを記録している。

3月15日(同16日)のオーランド・マジック戦では自己最多の60得点をあげ、30歳の誕生日だった23日(同24日)のメンフィス・グリズリーズ戦では43得点をマークしている。

グリズリーズに敗れたネッツは、38勝35敗でイースタン・カンファレンスの8位。9位のシャーロット・ホーネッツには1ゲーム差をつけている。一方で、プレイイン・トーナメントを回避できる6位のクリーブランド・キャバリアーズには3.5ゲーム差。ただ、今季のキャバリアーズとの対戦は2勝1敗と勝ち越している。キャバリアーズとは4月8日(同9日)にホームで対戦予定だ。

レギュラーシーズン残り9試合でプレイオフ進出を目指す中、ネッツはアービングを必要としている。残り9試合のうち、6試合はホームゲームだ。ケビン・デュラントは「彼がいるとチーム全体が変わるので、良い知らせを願っている」と話していた。

ネッツの次のホームゲームは27日(同28日)。ホーネッツをバークレイズ・センターに迎える。

原文:New York City officially allows unvaccinated athletes to play home games by NBA.com(抄訳)

NBA全試合ライブ&見逃し配信 最高の瞬間を『NBA Rakuten』で

NBA.com

NBA.com Photo

NBA.com