「ガード版のドレイモンド」 スマートはグリーンとの比較に「光栄」と喜び

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ゴールデンステイト・ウォリアーズとボストン・セルティックスが対戦するNBAファイナル2022で注目されるのが、ステフィン・カリーと年間最優秀守備選手賞を受賞したマーカス・スマートのマッチアップだ。

スマートの声を上げてのリーダーシップだけでなく、その姿勢や仕事ぶり、コート上での努力は、セルティックスのロスター全体に影響している。

同じことは、ウォリアーズのドレイモンド・グリーンにも言えるだろう。かつて年間最優秀守備選手賞を受賞し、オールディフェンシブチームに7回選出されているグリーンは、近年のNBAの歴史で最も優れたディフェンダーのひとりとみなされている。

ウォリアーズのスティーブ・カー・ヘッドコーチは、6月1日(日本時間2日)に行われたNBAファイナルを前にしたメディアデーで、スマートを「ガード版グリーン」と評して称賛した。

カーHCは報道陣に「昨日、私は彼のことをガード版のドレイモンドみたいだと表現した」と述べた。

「守備の場面で彼はどこにでもいる。本当に賢いんだ。プレイを先んじる。アングルを理解しているんだ。1番から5番まで多才に守れる。すべてを持つ選手だ」

ウォリアーズの指揮官は「年間最優秀守備選手に選ばれるだけの理由はある」と続けている。

「彼は素晴らしい。素晴らしいディフェンダーだ。おそらく攻撃面でも過小評価している」

実際、スマートは守備でリーグ1位だったセルティックスを支え、1試合平均スティールや合計スティール、ルースボール確保テイクチャージ、ディフレクションで上位に位置している。

カーHCにスマートと比較されたグリーンも、「彼は本当にゲームを考えていると思う。プレイぶりや味方に教えている様子、ハドルでの檄など、すべてに見てとることができる」と話した。

「彼は素晴らしい仕事をしていると思う。みんな忘れがちだけど、スマートの一番の特長は、リーダーシップであり、彼が勝者で、真のポイントガードだということだ」

「リーダーシップに関して彼は成長を続けていると思う。キャリアの初めのころから、たいていの人ならどうやって対処すればいいか分からないような時期があったんじゃないかな。彼は今のようなリーダーとして成長した。本当に良いことだ」

グリーンとの比較について触れられると、スマートは「素晴らしいね。ドレイモンドほどの選手と比較されるなんて光栄だ」と喜びを表している。

「彼はチャンピオンであり、偉大なリーダーで、素晴らしいディフェンダーだ。自分もそうなりたい。もちろん、ドレイモンドのリーダーぶりやプレイを参考にしているよ」

原文:NBA Finals: Celtics' Marcus Smart earns ultimate sign of respect from Warriors' Steve Kerr, Draymond Green(抄訳)

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Kyle Irving

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You read that wrong – not Kyrie Irving. From Boston, graduated from the University of New Hampshire. Sixth season as a content producer for NBA.com's Global editions. Covering the NBA Draft has become his annual "dream come true" moment on the job. Irving has a soft spot for pass-first point guards, with Rajon Rondo and Steve Nash being two of his favorite players of all time.