76ersがハーデンとの再契約を発表 「ここで勝ちたい」

NBA Japan

76ersがハーデンとの再契約を発表 「ここで勝ちたい」 image

フィラデルフィア・76ersは7月27日(日本時間28日)、ジェームズ・ハーデンと再契約したことを発表した。契約内容の詳細は公表されていない。

NBA移籍情報一覧

マネジングパートナーのジョシュ・ハリスは、「本日、元MVPでオールスター選出10回、得点王3回のジェームズ・ハーデンと再契約したことを発表できることを、l各地の76ersファンとともに祝いたいと思います」と話した。

「ジェームズはエリートクラスのプレイメーカー、そして相手にとって恐るべきスコアラーとして際立つ存在であり、チームに対する彼の責務は、この街に優勝をもたらしたいという献身ぶりを表しています。タイトルを獲得するのが簡単でないことは承知しておりますが、このオフシーズンでの球団の仕事を私は誇らしく思っており、来るシーズンを楽しみにしています」

2022年2月10日(同11日)にブルックリン・ネッツとのトレードで加入したハーデンは、2021-22シーズンにネッツと76ersで65試合に出場(全試合先発)。平均37.2分間のプレイで22.0得点(フィールドゴール成功率41.0%、3ポイントショット成功率33.0%、フリースロー成功率87.7%)、7.7リバウンド、10.3アシスト、1.3スティールを記録した。1400得点&500リバウンド&600アシスト超を達成したNBAで2選手のうちのひとりであり、この成績を3回達成したリーグ史上5人目の選手でもある(その他はオスカー・ロバートソン、マジック・ジョンソン、レブロン・ジェームズ、ラッセル・ウェストブルック)。

ハーデンの加入以降、76ersはリーグ最高となるネットレーティング(20.2)を記録している。

ハーデンは「ここがいたいところなのです。ここで勝ちたいのです。その目標を達成するためのピースはそろっていると思います」と話した。

「76ersでの初日から、チームとファンはここフィラデルフィアが家だと感じられるように助けてくれました。昨季を糧にしていけることをうれしく思っています。みんなとコートに立ち、この旅路を始めるのが待ち切れません」

76ersでの21試合で、ハーデンは442得点、149リバウンド、220アシストを記録している。新チーム加入後最初の21試合でこれらの数字を残したのは、リーグの歴史でハーデンだけだ。なお、ハーデンは2020-21シーズンにネッツでも同じことを達成している。

ハーデンは2021-22シーズンに通算3P成功数でレジー・ミラーを上回り、歴代ランクで3位に浮上した。またリーグ3位となる11試合でトリプルダブルを達成している。通算トリプルダブル69回は歴代8位だ。

76ersのドック・リバース・ヘッドコーチは「ジェームズが球団にコミットすると決断してくれて、これ以上ないほどうれしく思っています。我々はこの2年で優勝という最終目標に向けて大きく前進してきました」と述べている。

「ジェームズは我々と一緒にタイトルを勝ち取ろうと意気込んでいます。76ersにいることが、そのための最高のチャンスになると信じています。目標達成のために、一緒にたゆまぬ努力をしていきます」

ハーデンは76ers、ネッツ、ヒューストン・ロケッツ、オクラホマシティ・サンダーで通算942試合に出場(先発728試合)。平均24.9得点、5.6リバウンド、6.8アシスト、1.5スティールを記録している。

バスケットボール運営部代表のダリル・モーリーは、「NBA史上有数の選手であり、将来的に殿堂入りする選手です。彼の任務はNBA優勝であり、彼がその旅路をここフィラデルフィアで続けていくことをうれしく思います。彼は史上有数のスコアラーかつパサーであり、その知識で相手守備を切り裂き、周囲の味方を向上させてくれます」と話した。

「ジェームズの勝利へのこだわりは、球団全体に反映されています。そして私は、彼とジョエル(エンビード)や才能あるロスターとのコンビネーションはまだこれからだと信じています。球団にとってエキサイティングな時です」

ネッツと76ersでプレイする前のハーデンは、ロケッツで9シーズン(2012~21年)を過ごした。その間、2017-18シーズンに得点王(30.4)に輝き、平均アシスト(8.8)でリーグ3位となり、MVPを受賞している。ロケッツでは球団最多の3P(2029)、FT(5554)、アシスト(4796)を記録。得点(1万8365)は球団史上2位、スティール(1087)は同3位だ。

2018~20年に得点王となり、2011-12シーズンにシックスマン賞を受賞したハーデンは、3シーズン超で平均20得点&5リバウンド&10アシスト超を達成したリーグ史上4選手のひとりだ(その他はウェストブルックが5回、ジョンソンが3回、ロバートソンが5回)。2018-19シーズンの平均36.1得点は、1970-71シーズン以降のNBAで、1986-87シーズンのマイケル・ジョーダンがマークした平均37.1得点に続く2位の数字だ。

NBA創立75周年記念チームにも選出されたハーデンは2021-22シーズン、76ersの5シーズン連続プレイオフ進出に貢献した。

NBA全試合ライブ&見逃し配信 最高の瞬間を『NBA Rakuten』で

NBA Japan

NBA Japan Photo

NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ