プレイオフ出場141試合のホーフォードが初のNBAファイナル進出

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NBAファイナルを戦うまでに、リーグの歴史で誰よりも多くのポストシーズンの試合を戦ってきたのが、アル・ホーフォードだ。2022年5月29日(日本時間30日)、その記録がついに止まった。

同日のマイアミ・ヒートとのNBAプレイオフ2022イースタン・カンファレンス・ファイナル第7戦で、ボストン・セルティックスのベテランセンターは、プレイオフ通算141試合目の出場にしてついにカンファレンス・ファイナルを突破したのだ。

試合終了のブザーが鳴り響くと、ホーフォードはすぐに待ち望んだ瞬間に浸った。NBA経験15年のキャリアを持つベテランは、フロアに崩れ落ち、繰り返し叫んで、コートを何度も叩き、立ち上がってからセルティックスのチームメイトやスタッフに抱擁された。

オールスター選出5回のホーフォードは、2007年のドラフトでアトランタ・ホークスから全体3位指名されて以降、昨季まででプレイオフに進出できなかったのは2回だけ(2014年と2021年)だった。だが、ホークスでは1回(2015年)、セルティックスでは2回(2017、2018年)、カンファレンス・ファイナルに進出しながらいずれも敗退しており、NBAファイナルを経験していなかった。

ホーフォードは「素晴らしい旅路だ」と話している。

「たくさん戦ってきた。もちろん、(これまで)たどり着くことはできなかったんだけど、たくさんの素晴らしいチームメイトたちとやってきた」

セルティックスは昨年のオフシーズンにホーフォードを再獲得した。35歳の守備、サイズ、そしてリーダーシップは、2010年以来となるファイナルの舞台にセルティックスが戻るためにまさに必要としていたことだった。

マーカス・スマートは「戻ってきた時に彼は安心感を与えてくれたんだ」と話している。

「彼は無欲だった。アルは数字を気にしなかった。勝利とチームのことだけを気にかけていたんだ」

第7戦後、ホーフォードとともに記者会見に登場したジェイレン・ブラウンも「僕の右にいるこの人以上にふさわしい人はいない」と述べた。

「アル・ホーフォードのようなベテラン、メンター、ブラザー…彼のような人と一緒にこの瞬間を分かち合えることを誇りに思う」

自身初に加え、ホーフォードはNBAファイナル進出を果たした初のドミニカ共和国出身選手となった。その偉業について問われると、ホーフォードは「ここマイアミは本当にドミニカ共和国に近い場所だ」と話した。

「家族は喜んでくれているはずだ。みんなが見て、喜んでくれているだろう。国全体が見てくれているはずだ。写真を送ってきてくれていたんだよ。これのために準備していたんだ。僕たちは楽しんでいるよ」

原文:Celtics center Al Horford sheds record for most playoff games played without Finals appearance(抄訳)

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