76ersのエンビードが2022-2023シーズンのMVP(最優秀選手賞)を受賞|NBAアウォード

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NBAは5月2日(日本時間1日)、フィラデルフィア・76ersのジョエル・エンビードが、2022-2023シーズンのKia 最優秀選手賞(モスト・バリュアブル・プレイヤー/Most Valuable Player/MVP)を受賞したことを発表した。エンビードは初の受賞。76ersでは2000-2001シーズンのアレン・アイバーソン以来の受賞だ。

投票は1位票が10ポイント、2位票が7ポイント、3位票が5ポイント、4位票が3ポイント、5位票が1ポイント。エンビードは915ポイント(1位票73)を獲得した。

2位は過去2年連続でMVPを受賞していたデンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチで674ポイント(1位票15)。3位はミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボで606ポイント(1位票12)となっている。

以下、4位はボストン・セルティックスのジェイソン・テイタム、5位はオクラホマシティ・サンダーのシェイ・ギルジャス・アレクサンダー、6位はクリーブランド・キャバリアーズのドノバン・ミッチェル、7位はサクラメント・キングスのドマンタス・サボニス、8位はダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチだった。

トップ3選手がいずれも米国外出身選手だったのは、史上初だった昨季に続いて2年連続。また、2018-2019シーズンと2019-2020シーズンのアデトクンボ、2020-2021シーズンと2021-22シーズンのヨキッチに続き、MVPは5年連続で米国外出身選手が受賞している。

29歳のエンビードは今季、66試合に出場し、平均33.1得点を記録。米国外出身選手として初だった昨季に続き、2年連続で得点王に輝いた。自己最多の59得点をあげた11月13日(同14日)のユタ・ジャズ戦を含め、3試合で50得点超をマーク。13試合で40得点超を達成している。

そのほか、エンビードはリーグ8位の平均10.2リバウンド、自己最多タイでリーグ7位の4.2アシストをマークした。平均33得点&10リバウンド超は、1974-1975シーズンのボブ・マカドゥー以来の記録だ。

2014年のNBAドラフトで全体3位指名されたものの、負傷で最初の2シーズンを棒に振ったエンビードは、悲願のMVP受賞。カメルーン出身選手では初、アフリカ人では1993-1994シーズンのアキーム・オラジュワン(ナイジェリア)以来2人目のMVPだ。バスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズ(BWB)参加者のMVP受賞は初となる。

エンビードを擁する76ersは、54勝28敗とイースタン・カンファレンスの第3シードでプレイオフに進出。ファーストラウンドではブルックリン・ネッツをスウィープ(4勝0敗)で沈めた。カンファレンス・セミファイナルでは第2シードのセルティックスと対戦しており、敵地での初戦を制して1勝0敗とシリーズをリードしている。

MVP受賞者には、マイケル・ジョーダンの名を冠したトロフィーが贈られる。ジョーダンはMVPを5回受賞。優勝6回、NBAファイナルMVP受賞6回、オールNBAチーム選出11回、オールスター選出14回、オールスターMVP受賞3回、得点王10回。年間最優秀守備選手賞、新人王を受賞し、殿堂入りしている。NBA創立50周年と75周年の記念チームにも選ばれた。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ