マイケル・ジョーダンが復帰を宣言するファックスを送ってから25年

Benyam Kidane

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“I’m Back.”

1995年3月18日(日本時間19日)、このふたつの単語はスポーツ界に激震を走らせた。野球に挑戦していたマイケル・ジョーダンが引退を撤回し、NBAに帰ってきたのだ。

まだツイッターが無いこの時代、ジョーダンの代理人はこのメッセージが書かれたプレスリリースをFAXで各メディアに送信し、ジョーダンがシカゴ・ブルズで再びプレイすることを世界中に知らせた。

その翌日、彼は試合に出場。ブルズはすでにジョーダンの背番号23を永久欠番としていたため、45番を背負ってプレイすることとなったのは今では有名な話だ。

17か月もバスケットボールから離れていたジョーダンだったが、復帰初戦にしてインディアナ・ペイサーズを相手に19得点(フィールドゴール28本中7本成功)、7リバウンド、6アシスト、3スティールを記録した。

そしてジョーダンがいつも通りの数字を残すようになるまで、大した時間は必要としなかった。復帰から5戦目、ジョーダンはマディソン・スクエア・ガーデン(MSG)でニューヨーク・ニックス相手に55得点を叩き出したのだ。

MSGでのこの“ダブルニッケル・ゲーム”(ニッケルはアメリカで5セント硬貨のこと)は、ジョーダンの短いレギュラーシーズンでのハイライトとなり、ブルズは47勝35敗の成績を残してイースタン・カンファレンス5位の座でプレイオフに進出した。

レギュラーシーズン17試合で平均26.9得点、6.9リバウンド、5.3アシストを記録したジョーダン率いるブルズは、プレイオフの第2ラウンド(カンファレンス・セミファイナル)でシャキール・オニールとアンファニー“ペニー”ハーダウェイを擁するオーランド・マジックを相手に敗退した。

その後のことは、ご存知の通りだ。

原文:This Day In NBA History: 'I'm back' - Michael Jordan announces return to the NBA with legendary two-word fax by Benyam Kidane/NBA Australia


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Benyam Kidane

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Benyam Kidane is a senior NBA editor and has been covering the league for The Sporting News since 2016. In his spare time you can find him watching Allen Iverson highlights on repeat.