NBA記者がオールスターゲームとMVPを予想|NBAオールスター2024

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坂東実藍 Miran Bando

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NBAでは2月18日(日本時間19日)、第73回オールスターゲームが行われる。何が起きるか、予想は常に難しい。だが、イースタンとウェスタンのどちらのカンファレンスが勝ち、オールスターMVPに選ばれるのが誰かを予想しなければいけないなら、どういう選択をするだろうか。

ここでは、『NBA.com』の記者たちが予想している。

スティーブ・アシュバーナー

ウェストが勝つと予想する。イーストはジョエル・エンビードとジュリアス・ランドルに代わり、トレイ・ヤングとスコッティー・バーンズが代替出場する。もともとの12人のうち2人がいないかたちだ。代わる2人も好選手たちだが、エンビードはMVP級のシーズンを過ごしていた。ウェストは無傷だ。

MVPはタイリース・ハリバートンと予想する。オールスターMVPは地元のヒーローが受賞してきた歴史がある。ハリバートンもそれに続くと見た。完全なブレイクを遂げつつあり、観客の後押しもあるだろう。そしてこのイベントでは、地元選手の活躍を助けるのを対戦相手も問題視しないようだ。


ブライアン・マーティン

ウェスト勝利と予想する。彼らのロスターのタレント力は抜群だ。アンソニー・デイビス、カール・アンソニー・タウンズ、アンソニー・エドワーズという3人の1位指名選手、ステフィン・カリー、カワイ・レナードという2人のNBAファイナルMVPがベンチに控えるのだ。イーストは初出場の選手たちもおり、経験値でウェストに大きなアドバンテージがある。

MVPはルカ・ドンチッチが受賞するだろう。ウェストのスターターとして、早い段階で波に乗るチャンスがあるはずだ。そうなれば、出場時間を手にし、初のコービー・ブライアント・トロフィー獲得に向けて突き進んでいける。


ショーン・パウエル

ウェスト勝利を予想。この東西の対戦形式に戻ったのはうれしい。こういった試合は常に予想が難しい。それは通常、タレントが均等に分けられているからだ。ただ、今回はウェストが有利だろう。レブロン・ジェームズ、カリー、ケビン・デュラントは普段、こういった試合で見事な活躍を見せるし、彼らがオールスターでチームメイトになるのは、もうそれほど多くはないかもしれない。ウェストで違いをつくることがないと予想されるのは、二コラ・ヨキッチだ。彼はいつものように、出場時間をほかの選手たちに譲るだろう。

MVPはドンチッチだろう。今回は彼が失うかどうかだ。「今度は彼の番」という理論を支持するならなおさらである。ドンチッチは受賞したことがなく、チームメイトたちは彼に獲らせようとするかもしれない。オープンコートのプレイはこのイベント向きであり、彼がトリプルダブルを達成しなかったら驚きだ。


ジョン・シューマン

ウェストが勝つと予想する。ジェームズのチームがオールスターゲームに負けることはないかのようだったが、昨年は負けて連勝が5で止まった。だから、勝利の道を取り戻すと予想する。

MVPはドンチッチだ。今季は自己最高の3ポイントショットで、レギュラーシーズンの試合で73得点をあげたのなら、オールスターゲームでも数字を積み重ねていけるはずだ。


マイケル・C・ライト

ウェストと予想。ドンチッチとシェイ・ギルジャス・アレクサンダーのリーグトップ2を含め、西地区のほうが正真正銘のスーパースターであるスコアラーたちが多い。そこにデュラント、ジェームズも加わり、間違いなく最も相手に致命的なファシリエイターで最高の選手であるヨキッチもいる。スターティングラインナップだけで3人のMVPを擁しているのだ。

MVPはドンチッチだろう。彼のプレイはオールスターの舞台と完璧に合う。6シーズンでオールスターMVPを受賞したことはなく、今回は彼のタイミングだ。今回のオールスターゲームには、過去7人のMVP受賞者たちがいる。だが、今回はドンチッチが受賞だ。

原文:Trending Topics: 2024 All-Star Game and MVP picks(抄訳)
翻訳:坂東実藍

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。