ステフィン・カリーが2015年以来2度目の3ポイントコンテスト優勝

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3月7日(日本時間8日)、ジョージア州アトランタのステイト・ファーム・アリーナで行なわれたNBAオールスター2021の『第35回マウンテンデュー・3ポイントコンテスト』で、ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーが2015年以来2度目となる優勝を果たした。

3Pコンテストは3Pラインの頂点と左右のウイング、さらにエンドラインと「マウンテンデュー・ゾーン」の各2箇所を合わせ、合計7箇所のラックから3Pを放つ。持ち時間は70秒。各ラックに置かれるボールは5個ずつ。3Pライン頂点とウイングの間にあり、3Pラインから6フィート(約180cm)後方にある「マウンテンデュー・ゾーン」のラックのみ、各1個のボールが置かれる。

通常ラックのうち4基は、4個の通常ボール(1点)と1個のマネーボール(2点/各ラック5個目のボール)。もうひとつのラックは「マネーボールラック」として5個すべてがマネーボールとなる。マネーボールラックの位置は、各選手が選択可能。通常ボール16個(16点)、マネーボール9個(18点)、3点ボール2個(6点)のすべてを沈めた場合の最高点は、合計40点となる。

コンテストは2ラウンド勝ち抜き制。1回戦の上位3人が決勝ラウンドに進む。

ファーストラウンドは、最後に登場したステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)が、最初の2本を連続で失敗したものの、マウンテンデューボールを含む9本連続成功など、見事なパフォーマンスで31点と最高点を記録した。

次点は、4番手に登場したマイク・コンリー(ユタ・ジャズ)。トップからのマネーボールラックで5個すべてを沈めるなど28点をマーク。2番手だったジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)が25点と勝ち抜きを果たした。

そのほかは、3番手のザック・ラビーン(シカゴ・ブルズ)と5番手のドノバン・ミッチェル(ジャズ)が各22点、トップバッターだったジェイレン・ブラウン(セルティックス)が17点だった。

カリー、コンリー、テイタムが勝ち進んだ決勝ラウンドは、1番手のテイタムが17点と伸び悩む。2番手のコンリーは、マネーボールラックの4個とマウンテンデューボール1個を沈め、左コーナーからの最終ラックの5個すべてを含む7本連続成功で締めくくり、27点をマークする。

最後に登場したカリーは、スタートから4本連続失敗も、マウンテンデューボールを2個とも成功。最後のラックで3個目を失敗し、コンリーに2点差と重圧があったが、5個目のマネーボールを含む最後の2個をいずれも沈め、28点と1点差でコンリーを逆転。6年ぶりの優勝を飾った。

その後に行なわれた第70回NBAオールスターゲームでは、カリーはチーム・レブロンの先発メンバーとして出場し、3P16本中8本を沈めるなど28得点をマークした。

試合終了後、カリーが報道陣の質疑に応じた。

――今年はいつもと異なる経験だったが、全体的にどうだった? 特に3Pコンテストなど楽しんでいたようだが。

素晴らしかったよ。1日ですべてやるのがいつもと違うなと思ったけど、ここにみんな来て、コートでお互いを支え、エネルギーを出して楽しもうとしたのは良かった。3Pコンテストは、もちろん大きな快挙だ。最後のラックで(勝利を)決めて、楽しめた。それからオールスターゲームでもうまくショットを打ち、試合に勝とうとした。全般的に成功の夜だ。

――レブロン・ジェームズとあなたはリーグで大きな快挙を成し遂げてきたが、NBAのコートで同じチームでプレイするのは初めてだった。レブロンとのプレイはどんな思い出に?

特別なことはないよ。全体的に素晴らしい経験だったというだけだ。オールスターのロッカールームに入り、毎年、日々競っている選手たちと会い、そのみんなへの敬意を知ることができるのはありがたい。もちろん、レブロンはとても長きにわたって非常に高いレベルでやってきた。長年競ってきたけど、すごくリスペクトしている。

――デイミアン・リラードとディープスリーを放っていたが、どちらが3Pで試合を終わらせるか決めようとしていた?

全部自然だった。まったく演出はしていない。彼がボールを持ってすぐ、シュートを打つ前から僕は祝い始めていた。僕が打つ時も同じだ。試合を感じて、自分たちにできると思うショットを打つのさ。

――3Pコンテストの最後のショットで、フォロースルーの手を残していたが、決まると分かっていた?

もちろんさ。入っていなければ、フォロースルーをもっと残していただろうね。良い感じだった。決まって良かったよ。

――クリス・ポールにあなたたちのダンクについて聞いた。事前に話していたというが、どうやってそうなったか教えてもらえるか?

あれだけは、今夜狙っていたことだった。僕と彼、そしてデイム(リラード)で運動能力について話していたんだ。お互いにパスを出して決める機会を探していた。あっという間だったね。デイム、僕、そしてCP(ポール)。僕らにまだ以前のようなジャンプや運動能力があると見せられたのは素晴らしかったね。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ