バディ・ヒールドが最後のショットで逆転勝利、3ポイントコンテスト初優勝

大西玲央 Reo Onishi

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2月15日(日本時間16日)にイリノイ州シカゴのユナイテッド・センターで行なわれたNBAオールスター2020のState Farmオールスター・サタデーナイトの『2020 MTN DEW 3ポイントコンテスト』でサクラメント・キングスのバディ・ヒールドが初優勝を飾った。

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34回目となる3ポイントコンテストは、3ポイントラインの頂点にあるラックと、左右のウィングにあるラックの間に新たに2箇所の『MTN DEWゾーン』を新設。この『MTN DEWゾーン』は3ポイントラインより6フィート(約183cm)後ろに位置し、それぞれ『3-Ball』と呼ばれるひとつの緑色のボールが配置される。緑色のボールを決めると、3点が加算される。

この2本のショットに加え、3ポイントライン沿いに従来の5箇所のラックが存在する。通常のボールが1点なのに対して、マルチカラーのマネーボールは2点。4基の通常ラックにはマネーボールが1つあり、1基のマネーラックは5つ全てがマネーボールだ。マネーラックは、各選手が好きな箇所に配置することができ、最高得点は40点(1点ボール16個、2点ボール9個、3点ボール2個)。持ち時間はこれまでの60秒から70秒に増加した。

予選ラウンドはデビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)とバディ・ヒールド(サクラメント・キングス)が共に最高の27得点を記録。ダービス・ベルターンス(ワシントン・ウィザーズ)が26得点と続き、この3人がチャンピオンシップラウンドに進出した。

チャンピオンシップラウンドでは、1人目のベルターンスが22得点を記録し、続くベルターンスが26得点をマーク。3人目のヒールドが最後のマネーラックで5本中4本、そして一番最後のショットを決めてブッカーをわずか1点上回って勝利し、初優勝を決めた。


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大西玲央 Reo Onishi

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アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。