【メディアデー】イースト編: ウィザーズはジョン・ウォールの復帰を焦らず

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2019-20シーズンのNBAレギュラーシーズン開幕まで約3週間となり、9月30日(日本時間10月1日)に正式にプレシーズンが始まった。翌日から始まるトレーニングキャンプを前に、23チームがメディアデーで報道陣に対応している。イースタン・カンファレンスのいくつかのチームからニュースをご紹介する。

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ウィザーズ、ジョン・ウォールの復帰を焦らず

昨季終盤、ジョン・ウォールは2019-20シーズンに向けて準備を整えられるか確信を持っていなかった。そして30日、ワシントン・ウィザーズのメディアデーで、スコット・ブルックス・ヘッドコーチは、ウォールの復帰を早めることはないと明言している。

ブルックスHCは『The Athletic』に対し「全休といかずとも、シーズンの大半を棒に振る大きな可能性がある」と述べた。

「我々は忍耐強く待つ。彼は100%になるまでプレイしない。本人も分かっている」。

また、ウォール本人も「(復帰を)焦らない」と述べている。

「自分の体の感触は自分にしか分からない」

「ただ座って見ているのはつらいけど、完全に健康になり、復帰した時に何かで埋め合わせすることがないようにするのが自分の仕事だ」。

ウォールの不在でウィザーズの先発メンバーは流動的だ。ブルックスHCによると、開幕してから先発が確実なのはブラッドリー・ビールとトーマス・ブライアントだけだという。

 

プレシーズン初戦での出場を願うマーケル・フルツ

2017年のドラフトで全体1位指名されたマーケル・フルツは、肩の負傷でNBAでの出場機会が限られてきた。2シーズンで33試合出場にとどまり、昨季途中にはフィラデルフィア・76ersからオーランド・マジックにトレードされている。

回復を目指して懸命にトレーニングしてきたフルツは、週末のマジックの初戦に出ることを目指している。フルツはメディアデーに、10月5日(同6日)のサンアントニオ・スパーズとのプレシーズンマッチ初戦に出場することが目標と認めた。

フルツは76ersでの新人シーズン、わずか4試合を終えたところで肩の負傷により離脱。最後の数週間で復帰するまで、68試合を欠場している。

昨季も開幕から15試合で先発出場したが、その後状況が再び悪化。マイアミ・ヒート戦ではフリースローでダブルクラッチをし、その後SNSでからかわれることにもなった。だがそれからまもなく、胸郭出口症候群という新たな問題があることが診断で分かっている。

 

ボストンでチームを引っ張る用意を整えるケンバ・ウォーカー

NBA入りから8シーズンにわたり、シャーロット・ホーネッツの顔だったケンバ・ウォーカーだが、この夏にボストン・セルティックスへと移籍した。30日(同10月1日)、ウォーカーは『NBA TV』で移籍やセルティックスでリーダーとなること、アメリカ代表での経験などについて話している。

 

ケンバを目指さないテリー・ロジアー

そのウォーカーの時代に別れを告げたホーネッツは、代わりにセルティックスからテリー・ロジアーを獲得した。これまでのキャリアでリーディングポイントガードとなるポテンシャルの片りんをうかがわせてきた若きポイントガードだ。

ホーネッツでの初コメントを発したロジアーは、ウォーカーと比較されるよりも、新チームで自分の足跡を残していきたいと望んでいると明言した。

 

髪型を変えた選手も…

セルティックスはオールスター選手のカイリー・アービングやアル・ホーフォード、ファンのお気に入りだったアーロン・ベインズ、マーカス・モリス、ロジアーらに別れを告げ、チームを再編した。

一方で、新シーズンもセルティックスでプレイする選手のひとりも、馴染み深いあることに別れを告げている。ジェイレン・ブラウンがトレードマークの角刈りをやめ、かなりのショートカットにしたのだ。

原文:2019 Media Day roundup: Eastern Conference by NBA.com(抄訳)

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ