このベテラン揃いの新たなロサンゼルス・レイカーズは、きたる2021-22シーズンのウェスタン・カンファレンスを支配するだろうか?
参考にしたのは、1983年のMLBフィラデルフィア・フィリーズだ。非常に経験値の高いロスターで、5人の投手を含むレギュラーの14選手が30歳以上だった。ピート・ローズ(42)、ジョー・モーガン(39)、トニー・ペレス(41)、マイク・シュミット(33)、ギャリー・マドックス(33)、スティーブ・カールトン(38)、ロン・リード(40)、タグ・マグロウ(38)といった選手たちがいた(※カッコ内は当時の年齢)。このチームは90勝72敗を記録し、ワールドシリーズにたどり着いたが、第5戦でボルティモア・オリオールズに敗れている。
レイカーズはフィリーズのように162試合を戦うわけではない。だが、それと同じように感じるかもしれない。11月12日(日本時間13日)にラッセル・ウェストブルックが誕生日を迎えると、33歳以上の選手が8人にのぼる。新シーズンは再びレギュラーシーズンが通常の82試合に戻るため、健康を保ち、疲労を避けることが何よりも重要だ。
ただ、思い出そう。レブロン・ジェームズはNBA史上最高の34歳だった。35歳、36歳の時も同様だ。よって、12月30日(同31日)に彼が誕生日を迎えた時に、NBA史上最高の37歳となっていることを疑う理由はない。
加えて、レイカーズの平均年齢よりもまずは、おそらくこれまでないほどにボールを味方と共有しなければいけなくなるウェストブルックを筆頭に、彼ら全員がいかにかみ合うかだ。アンソニー・デイビスはセンターのポジションで長くプレイすることに抵抗がないようだ。そして彼はまだ(たったの)28歳なのだ! そして好むと好まざるとにかかわらず、ジェームズはパワーフォワードとしてチーム最高の選択肢だ。
ケンドリック・ナン、マリーク・モンク、テイレン・ホートン・タッカーは、かなり頑張らなければいけなくなるだろう。多くの高齢のチームメイトたちは、コートに叩きつけられたら簡単には回復できないかもしれないからだ。そこには、9シーズンのうち7シーズンで二桁試合を欠場してきたデイビスも含まれる。
レイカーズには、球団史上18度目となるタイトルを目指す上でのノウハウと経歴がある。だが、活力、気力、持続性には疑問が残るかもしれない。
原文:10 key questions: Will experience push updated Lakers to top of West? by Steve Aschburner/NBA.com(抄訳)