NBAの2022-23シーズンで全米放送される見逃せない10試合

Michael C. Wright, NBA.com

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NBAは8月17日(日本時間18日)、2022-23シーズンのレギュラーシーズンの日程を発表した。

ここでは、シーズン前半戦で全米放送される試合の中から、特に見逃せない試合を取り上げた。


レイカーズ対ウォリアーズ

10月18日(同19日)

『TNT』が中継する開幕日のダブルヘッダーの2戦目では、ビッグスターのレブロン・ジェームズとステフィン・カリーがチェイス・センターで対戦する。王者ゴールデンステイト・ウォリアーズと、チームのプレイスタイルを変えるとみられるダービン・ハム新ヘッドコーチが就任し、健康になったロサンゼルス・レイカーズの対戦だ。34歳のカリーと37歳のジェームズは、ここ11シーズンのうち8シーズンでチームを優勝に導き、合計で6回のMVP受賞を誇る。


レイカーズ対クリッパーズ

11月9日(同10日)

シーズン最初の「ロサンゼルス対決」は、開幕の週に行われてTNTで放送される。どういう結果になろうと、過剰なまでの大きな反響があることは確かで、このライバル同士の間に起きるアツい議論を受けて行われるのが、ここで取り上げたクリプトドットコム・アリーナでの一戦だ。クリッパーズもレイカーズも、完全に健康な時は相手にとって恐ろしいチームと思われる。ジェームズ、アンソニー・デイビス、ラッセル・ウェストブルック、ポール・ジョージ、カワイ・レナード、そしてモチベーションにあふれているだろうジョン・ウォールと、多くのスター選手を見られることが期待される。


ナゲッツ対セルティックス

11月11日(同12日)

我々はしばらくの間、MVP受賞2回のデンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチが、完全に健康なサポーティングキャストに支えられるのを待ってきた。2022-23シーズンはそれを見られるように祈るばかりだ。そしてTDガーデンでのこの一戦が厳しいテストになるはずだ。ジャマール・マレーは2021年4月4日(同5日)から出場していないが、今のところはプレシーズンのうちに復帰する計画だ(数か月前からコート上でのトレーニングに参加)。つまり、この昨季のイースタン・カンファレンス王者との一戦では、マレーが万全の状態となっているかもしれない。腰のケガで昨季は出場9試合にとどまったマイケル・ポーターJr.も、新シーズンに向けて順調だ。


ネッツ対76ers

開催日:11月22日(同23日)

誰も認めたがらないが、我々は誰もが少なくとも少しのドラマを好んでいる。この日のダブルヘッダーの1戦目では、それが期待できるだろう。ケビン・デュラント、カイリー・アービング、ベン・シモンズが、フィラデルフィアでジョエル・エンビード、ジェームズ・ハーデン、トバイアス・ハリスと対戦するのだ。今からこの試合の日まで、スーパースターのデュラントやアービングとネッツがどうなっていくかはまだ分からない。だが、この時までにネッツがこのままであれば、ハーデンを含んだ取引で2月にネッツへトレードされたシモンズを、76ersのファンがどのように迎え入れるのかは興味深い。


グリズリーズ対ウォリアーズ

開催日:12月25日(同26日)

ドレイモンド・グリーンとジャ・モラントは、オフシーズンにツイッターでこの対戦について触れていた。グリズリーズがクリスマスデーに試合をするのは球団初のことだ。昨季のウェスタン・カンファレンス・セミファイナルで両チームにみられたような激しさになることが期待される。グリズリーズは長くタイトルを競うチームへと変貌を遂げつつある。だが、ベテランのウォリアーズも直近でウェストの頂点を譲らないだろう。「メリー・グリズマス」にするためには、グリズリーズは身を粉にして働かなければならない。なお、TNTで放送されるマーティン・ルーサー・キングJr.デーの2戦目で、グリズリーズがデビン・ブッカー擁するフェニックス・サンズをホームに迎えるのも見ものだ。


サンズ対ナゲッツ

開催日:12月25日(同26日)

どちらも全米的には十分な敬意を払われていないチームだ。ブッカーにヨキッチと、現時点ではMVP候補となり得るスター選手たちを見ることができる。一昨季のポストシーズンでは、第4戦の第3クォーターにヨキッチが退場となり、敵地で2連勝したサンズがナゲッツをスウィープ(4勝0敗)した。今回は、両チームが健康であることが願われる。この2シーズン、共演者たちが安定してコートに立てず、ヨキッチがチームを背負わなければならなかったことを考えればなおさらだ。


Jimmy Butler Miami Heat Trae Young Atlanta Hawks
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ヒート対ホークス

開催日:1月16日(同17日)

アトランタ・ホークスの新たなビッグスリーであるトレイ・ヤング、デジャンテ・マレー、ジョン・コリンズは、夏のプロアマゲームでいくつかハイライトとなる場面を見せてきた。真のNBAの試合でも、このトリオがさらに目を引くようなプレイができるように願うばかりである。それが期待されるのが、このTNTが放送するマーティン・ルーサー・キングJr.デーのダブルヘッダーの1戦目だ。ジミー・バトラーやバム・アデバヨを擁するマイアミ・ヒートがアトランタを訪れる。
NBAプレイオフ2022のファーストラウンドの再戦でもあるこの一戦は、ホークスの若く、才能に恵まれ、そしておしゃべりなバックコート陣が、タフなベテランのヒートと対戦するだけに、激しい対戦となるかもしれない。


セルティックス対ヒート

開催日:1月24日(同25日)

第1週にもマイアミでの対戦があり、この2チームは2022-23シーズンのレギュラーシーズンで4回対戦するが、この一戦は「NBAライバルウィーク」に行われる。セルティックスが第7戦でヒートを下した、昨季のカンファレンス・ファイナルの再戦だ。この時はジェイソン・テイタムが第7戦で26得点をあげ、セルティックスを100-96の勝利に導き、新たに創設されたイーストのカンファレンス・ファイナルMVP「ラリー・バード賞」を受賞した。一方、ヒートのバトラーはこのシリーズの大半でひざの痛みを抱えながら戦い、チームに重要な勝利をもたらしている。


Lonzo Ball Chicago Bulls LaMelo Ball Charlotte Hornets
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ブルズ対ホーネッツ

開催日:1月26日(同27日)

ロンゾとラメロのボール兄弟の対決が注目されるこの両チームは、11月2日(同3日)にシカゴでも対戦し、全米放送される予定だ。NBAライバルウィークでTNTが放送するダブルヘッダーの1戦目として行われるこの試合は、シーズン2度目の対戦となる。若くて有望なホーネッツは、全米放送予定が3試合のみ。だからこそ、このホームでの一戦を重視するだろう。昨季は3回対戦し、ブルズがホーネッツ相手に2勝1敗だったが、ロンゾがひざのケガで出場35試合にとどまったため、ボール兄弟の対決は1回だけだった。


マーベリックス対サンズ

開催日:1月26日(同27日)

この両チームはそれぞれの開幕戦で対戦する。10月19日(同20日)のフェニックスでの一戦だ。だが、ここで取り上げた試合は、TNTが放送するNBAライバルウィークの一環となる。第7戦で決着し、フットプリント・センターでトップシードのサンズが敗退するという驚きに終わった昨季のウェスタン・カンファレンス・セミファイナルは誰もが覚えているだろう。そのシリーズの第7戦で、サンズのクリス・ポールは自己最低となる-39というプラスマイナス(出場時のチームの得失点差)を記録。ディアンドレ・エイトンは出場わずか17分でモンティ・ウィリアムズ・ヘッドコーチにベンチへ下げられた。開幕戦だけでなくこの試合でも、スーパースターのルカ・ドンチッチを擁し、だがフリーエージェントでジェイレン・ブランソンを失ったマーベリックスを相手に、サンズは意気込むはずだ。

原文:10 can't-miss games on national TV for the upcoming season(抄訳)

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