まず何と言っても、開幕戦でいきなり22点、12アシスト、7リバウンド、9スティールという驚異的なパフォーマンスを見せて、あの王者マイアミ・ヒー トを撃破したフィラデルフィア・セブンティーシクサーズのマイケル・カーター・ウィリ アムスです。
彼は11月2日のシカゴ・ブルズ戦でも素晴らしい活躍をしてチームの開幕3連勝に貢献し、見事今シーズン最初の週の東地区週間MVPに輝きました。ルーキーが初週の週間MVPになるのはシャキール・オニール以来ということで、一躍ウィリアムスは新人王候補の筆頭に躍り出ました。
そんなウィリアムスの活躍を穏やかな気持ちで見ていられないのが、「今シーズンのルーキーNo.1 PG」の呼び声が高く、ウィリアムスよりも上位にあたるドラフト1巡目9位でNBA入りしたユタ・ジャズのトレイ・バークです。
バークは、そのサイズとプレイスタイルからアレン・アイバーソンやクリス・ポールと比較される将来有望なPGですが、残念ながらプレシーズンゲームで右手人差し指を骨折してしまい、インアクティブリストで開幕を迎えることを余儀なくされ、今もまだ欠場中です。
一日も早く復帰して、ウィリアムスにも負けないパフォーマンスを見せてもらいたいです!
そして、ルーキーの中でも際立って苦しんでいる選手と言えるのが、クリーブランド・キャバリアーズがドラフト1巡目1位で指名したアンソニー・ベネットです。
なんと彼は開幕4試合目までフィールドゴール成功数0本(5試合目にやっと1本成功)という苦いデビューを飾り、その後も厳しいシーズンが続いています。いわゆる「外れドラ1」と呼ばれないためにも、今後のベネットの奮起を応援したいですね。
文&イラスト:西尾瑞穂
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