渡邊雄太 お気に入りの愛称 "Yuta The Shooter" にふさわしい活躍「それが僕の仕事です」

YOKO B

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ブルックリン・ネッツの渡邊雄太が、12月16日(日本時間17日)のトロント・ラプターズ戦の前に、ネッツの試合を放送する『YES Network』のプレゲームショーに登場し、実況のアイアン・イーグルが試合中に渡邊の名前を連呼することについて「僕の名前を正確に発音してくれて感謝しています」と笑顔で答えた。また、彼の付けたニックネームの中でのお気に入りは "Yuta The Shooter" だと話している。

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そのニックネームにふさわしく、渡邊はラプターズ戦でフィールドゴール7本中6本成功、フリースロー2本中2本成功の17得点を記録してチームの勝利に貢献した。第4クォーター終盤の逆転の3ポイントショットを含め、左コーナーから3本の3Pを沈めている。

渡邊は「それが僕の仕事です」と試合後に話した。

「1対1のプレイをクリエイトできるチームメイトはたくさんいて、それは僕の仕事じゃないので、僕はコーナーで待機するんです。相手は僕が良いシューターだとわかっているから守らないわけにはいかなくて、それでチームメイトにスペースを作ることができます。相手が僕に付いていればチームメイトがアタックできて、ヘルプに行けば僕がワイドオープンになってショットを決める。それだけのことです。シンプルなバスケットボールです」

渡邊がシューターに徹していられるのは、ケビン・デュラントやカイリー・アービング、ベン・シモンズなどのチームメイトの存在が大きい。それは渡邊自身がよく理解していることで、コーナーが彼の得意とするスポットだ。「僕が決めたコーナースリーは、僕はただそこに立っていただけで、スポットを求めて動いていたわけじゃありません」と渡邊は言う。

「僕らのボールになった瞬間に僕はコーナーに走って、そこでただひたすら待って、チームメイトが良いパスをくれただけです。彼らが僕のチームメイトで本当に良かったと思っていますね」

ケガから復帰後の2試合はシューティングの調子があまり良くなかったという渡邊は、「バスケにケガはつきものなのでそれは言い訳にはできない」としながらも、「何試合欠場しようが試合に出たら自分の仕事をしなくちゃいけないので、今日ショットが決まったのは嬉しかったです」と笑顔を覗かせた。

「チームメイトが自信を持って打ち続けろと言ってくれることに感謝しています」

今の環境があれば、"Yuta The Shooter" の勢いは当分続きそうだ。

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静岡県出身。大学卒業後渡米し、オクラホマ大学大学院修士課程修了。2014年よりオクラホマシティ在住。移住前にNBAのオクラホマシティ・サンダーのファンとなり、ブログで情報発信を始める。現在はフリーランスライターとして主にNBA Japan/The Sporting Newsに寄稿。サンダーを中心に取材するかたわら、英語発音コーチも務める。