渡邊雄太についてラプターズのナースHCがコメント「ネッツでうまくフィットしていることに驚きはない」

YOKO B

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11月11日(日本時間12日)、渡邊雄太が昨シーズンまで所属していたトロント・ラプターズがオクラホマ州オクラホマシティのペイコムセンターでオクラホマシティ・サンダーと対戦した。

その試合前に、渡邊をよく知るニック・ナース・ヘッドコーチに、ブルックリン・ネッツでの渡邊の活躍について聞いた。この日の試合とは直接関係のない話題だったが、「日本のメディア」と「渡邊雄太」という言葉を聞いた瞬間、ナースHCの表情が緩んだのが印象的だった。

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――今日の試合のこととは関係ないのですが大丈夫でしょうか? 渡邊雄太選手のことをお伺いしたいのですが。

ナースHC:(笑顔で)大丈夫だよ。

――渡邊雄太選手がネッツで良いプレイをしていますが、彼の活躍をどう思われますか?

ナースHC:今年に入ってから彼のことは少ししか見れていなくて、最近のプレイも見れていないんだが、KD(ケビン・デュラントの愛称)のような選手と一緒にプレイすると、それによってほかの選手のプレイが生み出される。

雄太は、スペーシングもカッティングも、スペーシングを再度作るためのカッティングも、とても良く理解していて、本当にハードにプレイする。オフェンシブリバウンドでも、もしかしたら自分のリバウンドにはならないかもしれないが、チームメイトの誰かが取れるようにボールを生かすことができるんだ。

だから、私は彼がネッツでうまくフィットしていることに驚きはないよ。彼はラプターズのためにもそういう仕事をたくさんしてくれていたからね。でも、KDがダブルチームを引きつけたら、周りがその恩恵を受けることは間違いないだろうね。


渡邊は今季ここまでネッツで10試合に出場し、1試合平均16分のプレイで5.6得点(フィールドゴール成功率59.5%、3ポイントショット成功率54.5%)、2.4リバウンド、0.5アシスト、0.6ブロックを記録している。11月7日(同8日)のダラス・マーベリックス戦の前半途中で左足首の捻挫で退場となったが、それまで8試合連続で3Pを成功させていた。

9日(同10日)のニューヨーク・ニックス戦を欠場した渡邊だが、本人がツイートしたように軽傷と見られており、数日のうちに復帰することが期待されている。

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YOKO B

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静岡県出身。大学卒業後渡米し、オクラホマ大学大学院修士課程修了。2014年よりオクラホマシティ在住。移住前にNBAのオクラホマシティ・サンダーのファンとなり、ブログで情報発信を始める。現在はフリーランスライターとして主にNBA Japan/The Sporting Newsに寄稿。サンダーを中心に取材するかたわら、英語発音コーチも務める。