八村塁「攻守両面でアグレッシブに」|ジャズ戦後一問一答(11月13日/現地12日)

NBA Japan

杉浦大介 Daisuke Sugiura

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11月13日(現地時間12日)に本拠地キャピタル・ワン・アリーナ(ワシントンDC)で行われたユタ・ジャズ戦に途中出場し、11得点を記録したワシントン・ウィザーズの八村塁が試合後、メディア対応を行なった。

八村は約29分の出場で11得点、4リバウンド、1アシスト、1ブロックを記録し、121-112での勝利に貢献。八村の二桁得点は4試合連続、過去12試合中11試合目となった。

以下、試合後のロッカールームで行われた質疑応答の抜粋(前半は日本語、後半は英語でのやりとり。英語部分は翻訳。質問は全て要約)。

この2~3試合、ディフェンスがいい

――強敵相手に3連勝を飾った(ウィザーズは現地7日のシャーロット・ホーネッツ、現地10日のダラス・マーベリックス、この日のジャズと3戦連続勝利)。

八村:今日も出だしからいい感じでした。特にこの2~3試合、ディフェンスがいいと思います。そこが勝因だと思うので続けていきたいです。

――個人としても今日は安定したディフェンスが光った。

八村:そうですね、ディフェンスの部分で僕もしっかりと見せてこれていると思うので、そこはいいんじゃないかなと思います。

――オフェンス面では後半、相手に流れがいきそうな時間帯に得点していた。

八村:前半と、後半もアグレッシブにいこうと思っていました。長い時間出ていたので、そのなかで僕の持ち味を出せれたんじゃないかなと思います。

――第4クォーター終盤、豪快なダンクで相手にダメージを与えた。

八村:KP(クリスタプス・ポルジンギス)がポストに回ったので、そのときにディフェンスの隙を見てカットして、そのままいい感じでダンクにいけたので良かったです。

――そのダンクを見ても、チーム内の連携ができてきているように見える。

八村:10試合くらいやってきて(注:開幕から13試合目)、その中でチームとしても(ケミストリーが)できてきていると思うので、続けていきたいです。

――今日は第3クォーター途中から最後までプレイを続けた。チームからの信頼が増していると感じられるのでは。

八村:僕も1〜2年間、ずっとスターターで出ていましたし、そうやって今までやってきたことが生きているんじゃないかなと思います。

※以下、英語での質疑応答。

――ウェス・アンセルドJr.ヘッドコーチは試合後、ブロックなどディフェンスの向上について言及していたが自身では何が変わったのか。

八村:オフェンス、ディフェンス時に相手の動きを読むようになりました。あとは攻守両面でアグレッシブにプレイすること。この3試合はチームのディフェンスがとても良かったので、このまま続けていかなければいけません。

――今年の1月ごろに比べ、アンセルドHCのディフェンス・システムにどのくらい慣れてきているか。

八村:より快適になってきました。(アンセルドHCの)ディフェンスのコンセプトを理解してきていて、それはいいことです。

取材&一問一答構成:杉浦大介


ウィザーズの次戦は明日14日(現地13日)に同会場で行われるメンフィス・グリズリーズ戦だ。3連勝中のウィザーズはここまで8勝5敗でイースタン・カンファレンス5位。一方、2連勝中のグリズリーズも現在9勝4敗と好調を維持しており、ウェスタン・カンファレンスでユタ・ジャズに次ぐ2位につけている。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ

杉浦大介 Daisuke Sugiura

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東京都出身。高校球児からアマボクサーを経て、フリーランスのスポーツライターに転身。現在はニューヨーク在住で、MLB、NBA、ボクシングを中心に精力的に取材活動を行う。『日本経済新聞』『スポーツニッポン』『スポーツナビ』『スポルティーバ』『Number』『スポーツ・コミュニケーションズ』『スラッガー』『ダンクシュート』『ボクシングマガジン』等の多数の媒体に記事、コラムを寄稿している。